以前の記事で、司法書士試験の受付が
延期になったという情報をお伝えしました。
令和2年度司法書士試験
受験申請の受付延期について
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12591876817.html
実は司法書士関連では、
もう1つ試験があるのです。
そちらも延期ということで、こちらで知りました。
別ウィンドウでは↓
https://ameblo.jp/tanishioyaji/entry-12593001388.html
法務省サイト
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_20402.html
令和2年度簡裁訴訟代理等
能力認定考査
今般の新型コロナウイルス感染症の
状況により,試験の実施に変更が生ずる
場合もありますので,受験に当たっては,
事前に本ページを御確認いただくよう
お願いいたします。
これに伴い,令和2年5月8日(金)までに
発送を予定していた考査受験票については,
発送を一時見合わせますので,御理解
いただきますようお願いいたします。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_20402.html
受験生の方はストレスになりますよね。
余談ですが、この試験って何なの?
ということで、一般の方には
分かりにくい制度と思います。
司法書士は、簡易裁判所の訴訟や、
140万円までの代理交渉などを、
弁護士とほぼ同様にできる資格であることを
ご存知の方もいらっしゃると思います。
(正確には色々細かい決まりも
ありますが、それは割愛します。)
ただこれは、司法書士試験合格だけでは、
できないことなんです。
合格者がさらに100時間の研修を受けて、
さらに考査を受けて合格することによって、
はじめてできることになっています。
((簡裁代理権)認定司法書士
などと呼ばれます。)
余談ですが、この試験の合格率ですが、
グラフで出ているのはこちら(H29年まで)
https://www.mentoragent.org/shoshi/trend/data/data09/
H30・31(R1)年については
https://shikaku-1.com/post-2179/
最初の3回は既存会員向けということで、
100時間研修もかなり日程の余裕があり、
土日の研修が主でした。
4回目以降は、直前司法書士試験合格者が
主となり、かなり短期間の日程となりました。
そして、資格試験の常ですが、
年々合格率も下がっています。
(ただ、昨年は異変が起きたようですが)
ちなみに私は、既存会員向けの
最後の第3回の研修と考査を受けました。
簡単な時期なので良かったです。
なお、社労士の方も、特定社労士という
似たような制度がその後できました。
そちらはたしか63時間の研修と考査で、
裁判所の代理権はありませんが、
あっせん代理権などが付与されます。
同業者には、「私は163時間の研修を受けて、
考査に2回合格しているんだ、偉いだろ」
と、自慢しておりますが、なぜか
相手にされませんね。
さらにその後、特定行政書士制度も
できましたが、やれるのは審査請求
くらいで、研修も考査ももう面倒だし
研修費も高かったので、
そちらは取らないままでございます。
話が脱線してすみません。