以前にも下記記事を投稿しました。
「母の叱責」で精神病発症した
彼女の壮絶人生~中学生の頃は
毎日死ぬことばかり考えていた
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/entry-12580393916.html
この話とは全く種類が違いますが、
精神医療についてもまさに「壮絶」な
記事がありました。
何回かに分けてご紹介します。
(朝の投稿ではきつい気もするので、
なるべく夜の投稿にします。)
※「精神医療を考える」シリーズ一覧
(全7回予定)
https://ameblo.jp/shimpo-shiho/theme-10112062998.html
精神病院に4年閉じ込められた
彼女の壮絶体験「入院は社会的制裁、
市役所も児相も同意」
風間 直樹 : 東洋経済 調査報道部長
/井艸 恵美 : 東洋経済 記者
2020/01/28 5:30
https://toyokeizai.net/articles/-/326880
「この4年間、家族とは面会はおろか、
声を聞くことすらかないませんでした。
入院当時、中学1年生だった次男は
今では高校生。すっかり声変わりしていて
成長がうれしい半面、
一緒にいられなかった悲しみもあります。
人生の貴重な時間を奪った
病院のことは、決して許せません」
⇒以下詳しく語られます。
(できれば、上記サイトから
ぜひ元記事をお読み下さい。)
「入院当初はすぐに退院できる
ものだと思っていました」
⇒誰しもそう思うと思います。
米田さんは入院から数カ月後には、
作業療法のプログラムに参加するなど
順調に体調を戻していた。
通常はそこから、院内散歩、院外散歩、
そして外出、外泊へと少しずつ
行動領域を広げ、3カ月程度で
退院する患者が多かったためだ。
⇒ここまでは良かったのですが……
ところが同時期に院内の関係者間で
開かれた「退院支援委員会」に出席した
彼女は、主治医の言葉に耳を疑った。
「何でも自分の思うとおりになると
思わないでください。私はあなたの
ことを信用していません」
⇒これ、医者の言葉なんでしょうか?
企業内のパワハラを思い出します。
思った以上に長い入院計画に
驚いたのは、入院に同意した
米田さんの妹も同様だった。
「せいぜい1~2カ月だろうと思ったので
サインしたのに、まさかこんなに
長くなるとは思わなかった」。
入院からほぼ1年経つころ、
妹は面談した主治医から
こう告げられた。「お姉さんの入院は
社会的制裁です。退院するとあなたや
社会に迷惑をかけることになる。
市役所も児童相談所も
これに同意しています」。
⇒もし仮に誰かに迷惑かけるとしても、
医者が制裁してよいのでしょうか?
それ以前に、この医者、患者に
悪意持ちすぎです。まさにマウント。
主治医からはたびたび、
「あなたはほかの患者を支配する
『操作性』がある」と指摘されていた。
⇒身勝手に「操作」しているのは
この医者ではないでしょうか?
「そもそもパーソナリティ障害では
通常は入院の適応とはならない。
よほど社会的不適応性が大きいと
すれば別だが、だとしたら
長期入院などできないはずなので、
やはり一般的ではない」。
以前、別の精神科病院の院長だった、
ことぶき共同診療所の越智祥太医師は
そう疑問を呈する。
⇒他の医師から見ても不適切だと…。
「面談した主治医からは、彼女には
薬物治療も治療プログラムもないと
はっきり言われ、ではなぜ退院
できないのかと尋ねたら、
『この人は操作的なんです』
『人を支配しようとする』と言われ、
これではまったく話にならないと感じた」。
米田さんの退院を支援してきた、
佐々木信夫弁護士はそう振り返る。
⇒弁護士に対してもこれでは…。
医師がその権限を悪用すると
どんなに恐ろしいかが分かります。
「4年間で湯船につかったのは数回だけ」
最もつらかったのが、この4年の間、
ほとんど外部と連絡が取れなかったことだ。
主治医の指示で、友人・知人はおろか、
子どもや親族ともいっさいの面会、
そして通話すらできなかった。
スマートフォンの持ち込みも
禁じられたため、メールやSNSでの
やりとりもできず、唯一許された外部との
通信手段は手紙だけだった。
「刑務所だって直接面会できるのに、
それ以下の扱いですね」。
妹が主治医にそう詰め寄ると、
「そんなことはない」とかわされたという。
⇒いや、刑務所以下かでしょう。
こうやって、身勝手な診断を他人に
分からないようにしているのでしょう。
インターネットも使えないため、
情報収集には苦労したが、
それでも患者同士の口コミなどで
精神障害者の当事者団体などを知り、
めげずに手紙を出し続けたことで、
佐々木弁護士ら支援者たちと
つながることができた。
弁護士との面会は、病院側も制限できない。
⇒ただ、面会してもあのような
医者のデタラメ対応ですよね…。
「米田さんは自分から声をあげることが
できたからよかったが、精神科に
入院している場合、まず弁護士に
つながることが非常に難しい。
今回弁護士が介入しても、
病院側は『社会に迷惑をかける』などと
極めて抽象的で法的に根拠のない
理由を繰り返し、なかなか話が
進まなかった。医師は『まだ不安定だ』
などとも言うが、4年近く閉鎖病棟にいれば
むしろ不安定にならないほうがおかしい」。
佐々木弁護士とともに米田さんを
支援した佐藤暁子弁護士も、
病院側とのやりとりをそう振り返る。
⇒まったく同感です。
気に入らない人間への虐待というか
もう犯罪者レベルですね。
長年、精神障害者の支援活動を
行ってきた佐々木弁護士は、
「なぜ彼女をこれほど長期に入院
させたのか。その理由がわからない
という点では、これまで携わった中でも
最もひどいケース。
ただひどいケースではあるが、
同時にごまんとあるケース
でもある」と話す。米田さんも
「4年間の入院生活でさまざまな
患者と会ったが、なぜ入院させられて
いるのかわからない人も
少なくなかった」という。
⇒「同時にごまんとあるケース」
簡単に言ってますが
非常に恐ろしい言葉です。
病院も市役所も児相も取材拒否
⇒自分たちのやったことが
正しいのなら、ぜひ堂々と
反論してほしいですね。
最近はコロナウイルス関係での
おかしな医師の発言に、
厚労省の機関が反論したり
していますしね。