僕も時間があれば、足をとめて聞き耳を立てるをこともあるのですが、残念ながら、あまり心が動く演説というのは少ないように思います。
一方で、歴史の紐をとくと、多くの偉人達が演説の力で、人の心を動かし、世界を創っています。
そういった偉人達の演説は、なぜ人の心を動かしたのか?
という疑問から手にしたのがこちらの書籍。
あの演説はなぜ人を動かしたのか (PHP新書)/川上 徹也

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小泉純一郎、
田中角栄、
バラク・オバマ、
ジョージ・W・ブッシュ、
ジョン・F・ケネディ、
フランクリン・ルーズベルト、
そして
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア。
文字通り、演説の力で世界を動かした偉人達です。
彼らの何が、人の心を動かしたのでしょうか?
それは、著者の川上徹也氏がいうところの
「ストーリーの黄金律」
です。
「ストーリーの黄金律」とは、
①何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公
②主人公がなんとしてもやり遂げようとする遠く険しい目標・ゴール
③乗り越えなければならない数多くの葛藤・障害・敵対するもの
の3要素を含んでいるメッセージのことです。
この3要素が含まれていると、人は感情移入しやすく、心を動かされやすく、行動に駆り立てられやすくなるのです。
例えば、新しく営業部の新任マネージャに就任したAさんが、最初のミーティングで話す内容を上記の枠組で考えてみると・・・。
①何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公
■マネージャーとして、経験がなくまだまだ未熟者。営業のことは分かるけど、戦略やマーケティングは正直無知。
■部門としても、若手ばかりで経験不足なチームということは否めない。
②主人公がなんとしてもやり遂げようとする遠く険しい目標・ゴール
■だけど、会社から提示されている過去最高の目標は何としても、自分の全エネルギーをかけて達成したい。
■そして、チーム全員で勝利と成長の美酒を味わいたい。
③乗り越えなければならない数多くの葛藤・障害・敵対するもの
■そのためには、新規顧客の増加、売上単価の向上、そして何よりも自分自身への甘え、妥協。これを乗り越えなければ勝利はない。
■もちろんこれは、自分だけではなく、チーム全員に求められるもの。
ストーリーの骨子としてはこんなところでしょうか。
あとは、この内容をどう表現するか。
人の心を動かすために、
「何を言うか」より「どう言うか」。
演説で世界を動かした偉人達は、間違いなく「どう言うか」にも長けていたわけですから。
あの演説はなぜ人を動かしたのか (PHP新書)/川上 徹也

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