歯医者に来る患者さんはほとんどが痛みなどに悩んで来院します。初診でかかる患者さんは怖くてしかたがないひとが多いです。そんなとき、工夫次第で気分が和らいだり、楽になる方法があります。
脳内物質のセロトニンを活性化する工夫をします。
セロトニンとは?
脳内に放出される神経伝達物質の1つです。脳を活性化し、意欲を高めたり、平常心を維持できたり、痛みを感じにくくするなどの働きがあります。
歯科では、不安をなくし気持ちを落ち着けることが痛みを軽減する近道です。
具体的にする工夫とは?
1.呼吸法
腹式呼吸する。鼻から息をすってゆっくり息を吐く。
息を吐く速さがポイントです。吐く時間は吸うときの倍以上ゆっくりと細く長く吐くようにします。
2.麻酔をするとき、ゆっくり息を吐いてもらいます。
3.ユーモアのある言葉でリラックス
たのしい話題があれば話をする。
4.同じ思考回路にならないように痛い歯のことに意識を集中させない。
音楽を聴いてもらったり、花を眺めてもらったり、本や院内掲示ポスターなどを見てもらう。
5.「治ったら、楽になり噛めるようになる」というプラスのイメージを湧かせる。
皆さんもぜひ試してみてくださいね。きっと楽になるはずです。