【音楽】今日の一枚…藤圭子『新宿の女 演歌の星/藤圭子のすべて』 | クズレコハンター下手のパンダはただ今授業中~ロックと映画とアイドルと…~

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Finolia Girlsの皆(特にSurvive-ZERO)、元SDN48の野呂佳代さん、AKB48チームK卒業生今井優さんを応援し、チームBの片山陽加さんも応援している日本語教師が仕事や趣味について語るブログ。


こんばん優☆ & こんばんポノック♪




この間、テレビでデビュー当時の藤圭子の映像を流していたんです。

恐らく17歳ぐらいの頃でしょうか。白いギターを抱えてレコード屋や
夜のスナックを流して歩く姿が何とも颯爽としていてカッコよくて。


かと思うとお母さんと寄り添って歩く姿は別人の様に無邪気で、
ギャップ萌えというか、つい『可愛い』と思ってしまいました。



今までいろんな音楽を聞いて来た自分も、演歌(とレゲエ)にだけは手を出すことがなかった。

でも、これもいい機会かと思い、秋葉原のタワレコで藤圭子の
一枚目のアルバムを購入(オリジナルは1970年のリリース)。


買ってから既に何度も聞いていますが、正直に言うと最初のうちはいまいちピンと来ませんでした。

ただ曲がポンポンと並んでいるだけで、アルバムとしての流れがあまり感じられないとでも言うか。



ところが、よくよく調べてみると、これ収録曲のほとんどがカバーなんですね。

超有名な『夢は夜ひらく』でさえ、カバーだということを恥ずかしながら初めて知ったほど。


そういう前提で聞くと、このアルバムの聞き方が少し変わりました。



このアルバム、言うなれば『宿命を背負った10代の少女が演歌の名曲を
歌いまくる』というコンセプトで制作された作品なんじゃないかなと。

まして1970年となれば、アルバムを丸ごと作品として
聞くという風潮も薄かったんじゃないかと思います。


だからトータルな流れとか、気にすること自体あまり意味がないかと思う様になりました。



それにしても、ここで聞ける藤圭子の歌声は、どう聞いても10代の少女の歌声には聞こえない。

なんかもう、10代にして人生のダークサイドを垣間見てしまったかの様な歌声にしか聞こえない。


ていうか実際そうなんだろうな。子ども時代からデビューするまで相当苦労したみたいだから。

ジャンルで括れば演歌でも、精神的にはむしろブルースとでも呼んだ方がいいかも?



しかし…若い頃の自分が今の自分を見たら「演歌なんか聞きやがって!」なんて怒鳴られそう。

若き日の自分よ、やかましい音楽ばかりがいい音楽だとは
限らないんだよ。いい音楽にジャンルなんて関係ないの。


とは言え、娘さんの音楽はどこがいいのかアタシにゃサッパリ分かりませんのですが。

では、今日はこの辺でおやすミサティ★