こんばん優☆ ＆ こんばんポノック♪
先週の土曜日、『アニー』を見に行く前に新宿のdisk union昭和歌謡館で掘り出した一枚。
おニャン子クラブが87年にリリースした唯一のライブアルバム(309円)。
おニャン子のアルバムの中でも何故かこれは持ってなくて、中古でもまず見かけないので買いました。
このアルバムは当時、アナログ・CD・カセットが別々の
レコード会社から発売されて、選曲も違っていました。
これはポニーキャニオンから出たアナログ盤。見開きダブル
ジャケットでパッと見た感じ二枚組風ですが一枚ものです。
ポニーキャニオンと言えばおニャン子本隊を抱えていたレコード会社なのに、
おニャン子全員で歌う曲が二曲しか収録されていないという構成にまず驚愕。
ほとんどがソロ・ユニット曲で占められていて、全体的にはライブのダイジェストという感じ。
おニャン子に限らず、当時はアイドルでもバックは全て
生演奏。豪華なバンドを従えてのおニャン子の歌声は…
まぁ、皆まで言うまい。それもおニャン子の魅力だったのだから。
それにしても凄いです。ライブアルバムというより生々しい実況録音盤とでも呼んだ方がいいほど。
今聞くと、意外にも美奈代が上手くて安心して聞ける。
ちなみにこのコンサートで樹原・国生・内海・立見・高井さんの５人が
卒業だったんですが、卒業セレモニーの様子は一切収録されてません。
ほとんどの曲が短縮バージョンだし、そんなわけでちょっと雑な印象を受けるのが残念と言えば残念。
それでも、おニャン子の活動を記録した貴重な一枚であることに変わりはない。
カラオケに口パク全盛の現在ではライブアルバム出す意味もないもんね。
ところで、このコンサート自分も見に行ったんです(確か最終日じゃなくてその前日)。
チケットぴあに電話かけまくって何とかチケット取って。
ところが、どんなコンサートだったかほとんど覚えてない。
遥か彼方で豆粒みたいなおニャン子たちが歌ってる姿だけは何となく覚えてるんだけど。
でも、おかげで生で見るおニャン子のコンサートがどんな感じなのかを掴むことが
出来て、続く解散コンサートでは後にも先にもないレベルで盛り上がれたんです。
今で言う推しジャンにコール、ペンライトはなくともハチマキ締めて、それはそれは盛り上がった。
懐かしいですね…あれからもうすぐ30年か。
自分は未だにあの頃と同じ場所にいますよ。一歩も先に踏み出せないまま。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★