こんばん優☆ & こんばんポノック♪
昨日の話ともちょっと関係しますが、よく日本の若者は
海外の若者より子供っぽいという物言いを耳にします。
でも、授業を通して学生を見ると、そうとも限らないんじゃないか?と思ってしまいます。
日本の若者より子供っぽい学生が、そりゃもう山ほどいますから。
新人の頃、専任の先生に「この仕事してると人間不信になるよ」と言われました。
その時は『そうかな?』程度にしか思いませんでしたが、授業を
してみてすぐに分かりました。『なるほどそういうことか』と。
言い訳するぐらいならまだいいとしても、平気で嘘をついたり
約束を破ったりする学生が、クラスに何人か必ずいたんです。
特に前に勤めていた学校は酷くて、自分自身この仕事を始めたばかりで
クラス管理能力が欠けていたこともあり、散々イヤな目に遭いました。
ただ、これも昨日書いたようにお国柄ってのもあるんでしょう。
まず謝って自分の非を認めるのが美徳という日本的な考え方が通用しない国もありますから。
今の学校にはそこまで酷い学生はほとんどいませんが、それでも子供っぽい学生は沢山います。
例えば日本の若者は政治意識が低いと言いますが、そんなの海外の若者も同じです。
自国の政治について質問すると、「知らない」とか「興味ない」と答える学生がほとんど。
もし政治意識が高ければ、仮に拙い日本語でも頑張って
説明しようとするはず(そういう学生もたまにいます)。
それと、これも昨日の話と関係しますが、謙虚さが感じられない学生が割と多い。
もちろんこれもお国柄ってのもあります。でも学生と接するにつけ、日本的な
謙虚さって本当に素晴らしいと感じるし、学生にも学んで欲しいと思います。
そういったことを教えるのも日本語講師の仕事ではあるんですが、これが意外と難しい。
つい上から押し付ける様な教え方になってしまいがちで、逆に学生の反発を招いてしまう恐れもある。
なので、もしこんな時にこんなことを言われたらどう感じる?
とか、一つ一つ例を挙げて時間をかけて導いて行くしかない。
それでもなお「自分は自分」と言われたら、もう諦めるしかないわけですが。
まぁ、いろいろ大変ですよこの仕事も。
今期もあと残り一週間、最後の踏ん張りどころです。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★
Now Playing…POWER OF DREAMS『POSITIVITY』