こんばん優☆ & こんばんポノック♪
ある日の新聞にドーン載った広告を見て、これは絶対に読まなきゃと買った一冊。
というのもウチも決して家族仲がいいとは言えない方なので、何か参考になればと思って。
読む前はタイトルや目次から、家族とは何なのか、家族という病を克服するには
どうすべきなのか、といったことについて書かれた本だと勝手に思ってました。
確かに第一章はそれに近い内容ですが、中盤から終わりにかけてはほとんど個人的な
エピソードを綴っているだけで、だから何?と首を傾げたくなるところも多々あり。
また論旨があちこちに飛びまくり、結局のところ家族を
否定しているのか肯定しているのかもよく分からない。
あ~こりゃハズレだな~と思いつつ読み進み、最後の
最後、著者が自分へ宛てて書いた手紙を読んで納得。
この手紙からは、家族に憧れながらも、一方でどうしても
家族に嫌悪感を抱いてしまう著者の悲しさが感じられる。
つまりこの本は、現代の家族像を分析するとかいったものではなく、著者の『家族』に
対する愛憎こもった個人的な心情を吐露した本なんだと考えれば、分からなくはない。
でも多分ほとんどの人は客観的に家族を分析するような内容を期待して買ってしまうと思う。
そうなると結構がっかりしてしまうんじゃないかなぁ…自分だって
最後の手紙がなければ『だから何なんだ』で終わってたかもだし。
ひょっとしたら著者は家族を持つ、というより人と深く理解し合うのが怖いのでは?
そういう気持ちは自分にもあるので理解できないわけではない。
でもやっぱり、もっと客観的に『家族』という集団について
書かれた内容が読みたかったかな。その点がちょっと残念。
さて、明日は一日引き込もって来週の授業の準備。
明後日は昼→ホリスペ、夜→フットサルと回すので、やることやってしまわないと。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★