こんばん優☆ & こんばんポノック♪
日本在住のスウェーデン人女性がブログで発表した4コマエッセイを書籍化した一冊。
仕事柄こういう本にはヒジョーに興味があるので、書店で見かけて即買い。
内容は、日本人にとっては普通でも、改めていろいろと気付かされることが沢山あって面白かった。
長く日本に住んでいるだけあって、日本語のセリフなどかなり自然。
そんな中にも、ところどころ文法的な誤りがあるのもまたご愛嬌
というか微笑ましい(若干オチが分かりにくいエピソードもあり)。
やっぱり日本語ってのは完璧に使いこなすのが難しい、複雑な言語なんだなと。
あと個人的に内容はもちろん、絵が凄く気に入りました。
欧米の人が日本のマンガ風の絵を描くと、妙にデッサンが
崩れていたり、ゴツゴツとした感じになりがちなんです。
ところが、きっと相当練習したんでしょう、日本人が描いたと言われても全く違和感がない。
エッセイマンガだけじゃなくて、普通にストーリーマンガも描いて
みたらいいのに(自国では少女マンガの単行本も出版してたとか)。
ウチの学校にもスウェーデンの留学生がけっこういて、
彼らからすると、日本は本当に不思議な国のようです。
逆に自分にとってスウェーデンは、福祉が行き届いてて、自然も豊かで暮らしやすい
国っていうイメージがあるんですけど(あとはやっぱりスウェディッシュ・ポップ!)。
でも学生に聞くと、隣の芝生は…ってヤツでしょうか、みんな
一様にスウェーデンはつまらないだ国って言うんですよね~。
まぁ誰でも自分の国がつまらなく思える時期ってありますからね。
とにかく、内側にいてはなかなか気付かない日本の良さを再発見させてくれる一冊。オススメです。
ウチの学校で講演でもやって欲しいなぁ。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★
Now Playing…THE CARDIGANS『LIFE』