こんばん優☆ & こんばんポノック♪
今日、仕事帰りに寄った本屋でたまたま見かけて購入した一冊。
平井和正と石森章太郎のコンビでかつて『少年マガジン』に連載された『幻魔大戦』の続編。
なんでも去年の夏からWeb上で発表されているそうですが、全く知らなかったので驚きました。
『幻魔大戦』と名のつく作品は数々あれど、本作は基本的に『マガジン』版の続編。
『マガジン』版は中学生の時に単行本で読んで、連載打ち切りのため唐突に
迎えるエンディングに余韻を感じつつ、少し拍子抜けした記憶があります。
あれから30年以上の時を経て、まさか続編を読む日が来るとは思いませんでした。
原作のお二人は既に亡くなっているので、脚本も作画も別の方が担当。
それでも一応『マガジン』版から引き続いたストーリーになっていて
一安心(サンボの名前が変わってるのには何か問題でもあるのか?)。
『マガジン』版だけではなく平井和正の小説版とのリンクもあったり、
ベガのデザインにアニメ版の影響も見て取れたりしてなかなか面白い。
少なくとも残念な『009』完結編よりはずっと読ませてくれます。
と同時に“幻魔”という観念的な存在を絵で表現する難しさも感じさせられます。
下手するとただのモンスターになってしまうし、『マガジン』版が発表された
時代ならまだしも、『エヴァ』を経た21世紀の現在ではもう一工夫必要かも?
とは言え、とかく未完に終わりがちな『幻魔大戦』。
このまま行くとまたもや壮大な展開になりそうですが、今回は
広げた風呂敷をきちんと畳んでくれることを期待しています。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★