【本】今日の一冊…鳥井賀句・監修+編『ストーンズ・ジェネレーション』 | クズレコハンター下手のパンダはただ今授業中~ロックと映画とアイドルと…~

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Finolia Girlsの皆(特にSurvive-ZERO)、元SDN48の野呂佳代さん、AKB48チームK卒業生今井優さんを応援し、チームBの片山陽加さんも応援している日本語教師が仕事や趣味について語るブログ。


こんばん優☆ & こんばんポノック♪




この間、某所のdisk unionで買った一冊(103円!)。

映画『ザ・ローリング・ストーンズ』の公開と、デビュー20周年に合わせて刊行されたストーンズ本。


雑誌『宝島』の増刊号で今から約30年前、83年に発行。



まだザッとしか読んでいないけど、読み応えありまくり。


この本の特徴は、日本人から見たストーンズに焦点を当ててること。

というわけで、著名人からレコード会社のストーンズ担当、ファンクラブの会長に
至るまで、数々の人たちが己のストーンズに対する思いを熱く語り倒しています。



凄いのは著名人の人選で、鮎川誠や山川健一は分かるとしても、ジュリーやショーケン、
内田裕也、村上龍など、今となってはまず無理だろ!と言いたくなるよなラインナップ。

デビュー間もないスライダーズへのインタビューも興味深く読んだ。


村上龍もショーケンも、信じられないぐらいフランクに喋ってて、
やっぱり皆ストーンズが好きなんだなぁ~と思わされてしまった。

内田裕也も謙虚に、しかし熱く語ってます!


この当時ストーンズは未だ来日が実現しておらず、海の向こうの
憧れのバンドに対するそれぞれの思いがバシバシ伝わって来る。



また、ある占い師がストーンズは83年に解散するだろうと占ってるのも面白い。

この本が出た時点で既に活動歴20年なんだから、いつ解散してもおかしくないと思われていても当然。


それが更に30年も経ってなお、ペースは落ちたものの現役で
バリバリに活動してるなんて、当時は誰が想像しただろう。

つくづく怪物のようなバンドだと思わずにいられない。



それにしても、人は何故ストーンズについて語る時、こうも熱苦しいノリになってしまうのか。

ビートルズだったらこうは行かないだろうし、ツェッペリンでもまた違うだろう。


やはりストーンズには聞く者をロケンローにさせる魅力、というか魔力があるということか。



あと、個人的に目を引かれたのがビデオ屋さんの広告。


まだビデオが普及する前で、ソフトも高価だったとはいえ
『ギミー・シェルター』が一本2万3千円って何なんだ?

それが今や千円でDVDが買えちゃうんだから、いい時代になったもんだ。


逆に言えば当時のロックファンは、なけなしの金をはたき、身を切る思いでソフトを買ってたんだな。

いゃあ…頭が下がります。



最近あんまりストーンズ聞いてなかったけど、この本を見てまたストーンズ熱が再燃。

次のアルバムはもう期待できないかな…でも手元に残った作品の数々はなくならない。


そんなワケで、これからもストーンズの音楽を大事に聞いて行きたいと思ってます。

では、今日はこの辺でおやすミサティ★


Now Playing…THE ROLLING STONES『STEEL WHEELS』