こんばん優☆ & こんばんポノック♪
この間、某所のdisk unionで買った一冊(103円!)。
映画『ザ・ローリング・ストーンズ』の公開と、デビュー20周年に合わせて刊行されたストーンズ本。
雑誌『宝島』の増刊号で今から約30年前、83年に発行。
まだザッとしか読んでいないけど、読み応えありまくり。
この本の特徴は、日本人から見たストーンズに焦点を当ててること。
というわけで、著名人からレコード会社のストーンズ担当、ファンクラブの会長に
至るまで、数々の人たちが己のストーンズに対する思いを熱く語り倒しています。
凄いのは著名人の人選で、鮎川誠や山川健一は分かるとしても、ジュリーやショーケン、
内田裕也、村上龍など、今となってはまず無理だろ!と言いたくなるよなラインナップ。
デビュー間もないスライダーズへのインタビューも興味深く読んだ。
村上龍もショーケンも、信じられないぐらいフランクに喋ってて、
やっぱり皆ストーンズが好きなんだなぁ~と思わされてしまった。
内田裕也も謙虚に、しかし熱く語ってます!
この当時ストーンズは未だ来日が実現しておらず、海の向こうの
憧れのバンドに対するそれぞれの思いがバシバシ伝わって来る。
また、ある占い師がストーンズは83年に解散するだろうと占ってるのも面白い。
この本が出た時点で既に活動歴20年なんだから、いつ解散してもおかしくないと思われていても当然。
それが更に30年も経ってなお、ペースは落ちたものの現役で
バリバリに活動してるなんて、当時は誰が想像しただろう。
つくづく怪物のようなバンドだと思わずにいられない。
それにしても、人は何故ストーンズについて語る時、こうも熱苦しいノリになってしまうのか。
ビートルズだったらこうは行かないだろうし、ツェッペリンでもまた違うだろう。
やはりストーンズには聞く者をロケンローにさせる魅力、というか魔力があるということか。
あと、個人的に目を引かれたのがビデオ屋さんの広告。
まだビデオが普及する前で、ソフトも高価だったとはいえ
『ギミー・シェルター』が一本2万3千円って何なんだ?
それが今や千円でDVDが買えちゃうんだから、いい時代になったもんだ。
逆に言えば当時のロックファンは、なけなしの金をはたき、身を切る思いでソフトを買ってたんだな。
いゃあ…頭が下がります。
最近あんまりストーンズ聞いてなかったけど、この本を見てまたストーンズ熱が再燃。
次のアルバムはもう期待できないかな…でも手元に残った作品の数々はなくならない。
そんなワケで、これからもストーンズの音楽を大事に聞いて行きたいと思ってます。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★
Now Playing…THE ROLLING STONES『STEEL WHEELS』