【本】今日の一冊…大槻ケンヂ『サブカルで食う』 | クズレコハンター下手のパンダはただ今授業中~ロックと映画とアイドルと…~

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Finolia Girlsの皆(特にSurvive-ZERO)、元SDN48の野呂佳代さん、AKB48チームK卒業生今井優さんを応援し、チームBの片山陽加さんも応援している日本語教師が仕事や趣味について語るブログ。

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こんばん優☆ & こんばんポノック♪




超絶久しぶりにオーケンの本を読みました。

『サブカルで食う』なんてタイトルの本を出されたら読まないわけにはいかない。


この歳で今更“サブカルで食おう”なんて思わないけど、それでも読んでていろいろと考えさせられた。



特に“自分学校で自習をすべし”と“プロのお客さんにはなるな”のくだりには深く深く納得。

映画でも音楽でも何でもいい、とにかく数見て聞いて、ムダになることなんてないんだと。


例えそのうちの99がクズでも、クズを99通過したからこそ分かる1の輝きっていうのもあると思うし。



しかしただ吸収するだけでは、知識ばっかりで頭でっかちのイヤな奴になってしまう。

やっぱり吸収したものは何らかの形で外に出して行かないと。


つまりそれが表現するっていうことだと思うんだけど、これはねぇ…もう才能の問題だからなぁ。

うーん、自分に出来ることって何なんだろう??



そしてもう1つ強く思ったのは、“今が楽しければいい”という考え方ではいけないということ。

本気でアイドルが好きなら、ライブでワチャワチャして物販で接触してオシマイでは余りに刹那的すぎる。


今のこのシーンを更に盛り上げるためにはどうすればいいのか考えたり、自分の好きなアイドルを
もっと広く知ってもらうために行動しないと、それこそ本当に“プロのお客さん”になってしまう。

とにかく、パソコンの前に座って偉そうなことばかり言ってるだけでは
ダメ。外に出て自分の目で見て触れて、考えなければいけないんだな。



そう言えば映画館にもずいぶん行ってない。

昔(20年ぐらい前)は、改装前の池袋文芸座の会員になって、毎週二本立て見に行ってたのに。


ただ、文芸座の客のマナーが余りにも悪すぎて、だんだん足が遠のいちゃったんですけど。



いや本当に酷かったんですよ!

上映中ずーっと足をパカパカ開いたり閉じたりしてる客とか、高イビキかいて
寝てる客とか前の席の背もたれに足掛けて見てる客(これ多かったなぁ)とか。


一度、冬に二階席で見ていたら、突然吐き気を催すほどの悪臭が漂い始めて、
何事かと思ったら暖を取りにホームレスのオッサンが来ていたこともあった。

周りの客が鼻をつまみながら映画を見る中、自分は一階に避難しました。



『マジソン群の橋』を見に行った時は、中年のおじ様おば様方が弁当持参で来てて、イーストウッドと
メリル・ストリープに自分らを重ね合わせて見ているのが劇場の空気を通してビリビリ伝わって来た。

『バルプ・フィクション』を見に行った時は、長回しに耐えられず暇潰しに来ていた客が1人また1人と出て行ってしまった。


反対に、『暴走特急』では暇潰しの客がセガールのむちゃくちゃ
なアクションにグイグイと引き込まれて行くのが肌で分かった。



よくも悪くもこういう経験が出来たのは、自分で映画館に足を運んでいたからなんだろうな。

繰り返しになっちゃうけど、やっぱり外に出て目で見て肌で感じたことだけが財産になっていくんだ。


今まで歳だからとか時間がないとか、そんなことを免罪符に
してずいぶん貴重な時間をフイにしてきたんだろうと思う。



今からでも遅くない。興味があることにはどんどん首突っ込んで行こう。

そして、見て感じて考えよう。


映画でもライブでもデモでもてもでも何でもいいわ。

…ま、懐の許す範囲でね♪


というわけで、明日は吉祥寺に行ってきます。

かおりんが出演するライブではないんだけど、ちょっと興味あるので。