こんばん優☆ & こんばんポノック♪
日曜日に、日テレで放送された特撮博物館についての特番。
自分も興味深く見ました。
今やCGの発達でミニチュアを用いた特撮も絶滅寸前。
CGはCGでもちろんいいんですが、やはりミニチュアを用いた人力特撮には、
CGからは得られないセンス・オブ・ワンダーがあるなぁと強く感じました。
“特撮”って、見ている側はそれがミニチュアだったり着ぐるみだったりとか、分かってるんですよね。
でも、優れた特撮にはそこから現実とは違う、もう1つ
の架空の現実世界へと観客を引き込む力があると思う。
CGからは得られない重みや手触り、存在感も特撮ならでは。
それは昭和30年代に制作された東宝特撮映画を見れば嫌でも分かること。
それはそれはもう、度肝を抜かれるような凄まじいミニチュアワークや合成がこれでもかと堪能できる。
同じことは平成ガメラやミレニアムゴジラからも強く感じさせられた。
特に『ガメラ3』での渋谷破壊シーンにはうなじの毛がビリビリ震えた。
と言っても、CGに比べて手間ひまがかかる人力特撮はどんどん消えていくんだろうなぁ…
いわゆる“特撮映画”もすっかり作られなくなって、ミニチュア中心の
特撮も、今や東映の戦隊モノぐらいでしか見られなくなっちゃったし。
いやはや寂しいのぉ…
時間見つけて東京現代美術館で催されている特撮博物館に行って、過ぎし日に想いを馳せるか。
吊りは日本の伝統芸だよ!