【本】今日の一冊…仲谷明香『非選抜アイドル』 | クズレコハンター下手のパンダはただ今授業中~ロックと映画とアイドルと…~

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Finolia Girlsの皆(特にSurvive-ZERO)、元SDN48の野呂佳代さん、AKB48チームK卒業生今井優さんを応援し、チームBの片山陽加さんも応援している日本語教師が仕事や趣味について語るブログ。

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こんばん優☆ & こんばんポノック♪




なかやんこと仲谷明香初の著者『非選抜アイドル』、読了しました。


まず1ページ目をめくって驚いた。

文体が、いわゆる『です・ます体』ではなく『である体』で書かれている。



失礼ながら、なかやんから『である体』の文章は想像できない。

もしかして影武者が書いてんじゃね?と思いながら読み進めて確信した。


こりゃ間違いなく本人が書いてるわ(理由は読めば分かります)。



それにしても、若干二十歳の女の子が、ここまで冷静に自分自身を客観視できるなんて!


自分が二十歳の頃なんて、何をやりたいのかとか、そのため
に何をすればいいのかとか、そんなこと考えもしなかった。

ただただ頭の中がピンク色だったよ。



しかしこの本の最も凄いところは、なかやんの自伝でもあり、
同時にビジネス書としても機能しているところではないかと。

ひとつひとつの仕事に向き合うなかやんの姿勢には、思わずほぉーっとため息が出てしまう。


自分の置かれた立場に腐らず、与えられたことはしっかりこなし
得意な部分は積極的にアピールしていれば、チャンスは訪れる。

そしていつどんなことが起きてもいいように、常に準備を怠らない。


通勤電車の中で読んでいて、モヤモヤとした目の前がパーッと晴れてくる瞬間が何度もあった。

最近、授業がなかなかうまくいかず悩んでいましたが、周りのせいにする
よりまず自分の態度を改めるべきだと、襟を正されるような思いだった。



なかやんはプロの文筆家ではないから、確かに文章は拙い。

同じような言い回しが続いて読みにくいところもあるし、ここでこの表現はどうかというところもある。


ただ、それを差し引いても教えられる部分が山ほどあった。

なかやんの倍以上生きているというのに、何やってんだ自分と恥ずかしくなったよ。


やっぱりAKB48は素晴らしい才能の集まりなんだと痛感。

とにかく、AKBに興味のない方にも(いやむしろ興味のない方にこそ)オススメの一冊!!!