北九州市の工場の中の小さな火山 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

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基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

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妙見山と妙見神社 by 北村嘉玲氏

注: 妙見神社の御神体は向かいの城山にある住吉神社へ移されている(宮本正氏)。

北九州市八幡西区東浜町1


参考

① 八幡の黒崎窯業工場内にあった火山の妙見山の詳細について(レファレンス協同データベース、参考)

黒崎窯業は、2000(平成12)年4月旧富士製鐵系のハリマセラミック株式会社と合併し、社名を黒崎播磨株式会社に変更しています。

八幡西区の黒崎播磨株式会社八幡事業所内には、標高41メートルの妙見山があります。白亜紀に噴火した全国的にも最小級の噴火口跡です。

事業所内の説明版によると、火山の大半が侵食によって失われましたが、現在でも溶岩が地下深くから上がってきた通り道の部分を見ることができます。

溶岩の種類は玄武岩です。玄武岩でできた溶岩は流れやすいため、当時それほど高くない平らな火山で、すぐ西側にある城山(道伯山)とひと続きであったと考えられています。

黒崎播磨株式会社では、毎年10月から翌年3月までの第3日曜日に、見学希望者に対して一般公開しています。噴出したマグマが固まった火山岩頸(ネック)を見学することができます。



② 黒崎播磨株式会社の環境報告書2017(参考)