下関大博覧会、下関市 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

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基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

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開催日程:1958年03月20日(昭和33年)~1958年05月20日(昭和33年)
開催地:山口県
会場:下関市長府町
主催:下関市
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【資料件数:8件】

関門海底国道トンネル開通の記念博は門司でも開かれていて、九州各地を視察された天皇皇后両陛下が、4月7日に下関会場も視察されることで人気が盛り上がり、5月10日までの会期を10日間延長した。

会場には東洋一の水族館が建ち、隣りに北洋館と海洋船舶館が軒をならべた。続いて水産加工館、産業観光館、車両館が建つ、その周りにトンネル館や清酒館が変わった形のパビリオンで建っていた。ほか、地球観測館、防衛館、文化生活館などがあり、電信電話館と電氣科学館、NHKホールが一つの館に共同出展をした。また、水族館、くじら館、ペンギン館など水産博らしい建物もあり、くじらの試食食堂やあしか・いるか池も設けられ、道路を挟んだ別会場に遊園地として、子供天国がつくられ、宇宙科学館のほか遊戯施設が揃えられていた。

会場案内(近代水産館、北洋館、海洋・船舶館、水産加工館、産業観光館、清酒館、車輌館、トンネル館、地球観測館、防衛館、航空機の展示、婦人ホール・ファッションステージ付、電信電話館、NHKホール、電気科学館、文化生活館、水上大ステージ、水族館、くじら館、ペンギン館、子供天国、宇宙旅行館、正門、降車場、事務局、切符売場、放送塔、休憩所、食堂、売店、くじら試食食堂・茶室、あしか・いるか池、満珠島、千珠島、出口)



下関大博覧会 (下関市長府·昭和33年)

関門国道トンネル開通と市制施行70周年を記念して、「下関大博覧会」が開催された。戦後、全国でもはしりの博覧会で大盛況。水産都市下関にふさわしい内容の博覧会であった。


下関大博覧会

市制 70周年を記念し、昭和33年3月20日から5月10日の会期で開催された。会場は下関市立水族館付近一带で、近代水産館、北洋館、海洋館、南極観測館など20もの陳列館やパビリオンが建ち並んだ。連日盛況となり、会期が10日間延長され5月20日に幕を閉じた。〈長府黒門東町付近,昭和33年,上:提供 = 岸令子氏、下: 提供 = 中村美香氏〉


水上大ステージ

下関大博覧会に協賛し、しもせんデパート屋上を会場とした水上大ステージのようす。〈竹崎町,昭和33年,提供=下関市〉

(下関市の昭和より)(下関・豊浦の100年より)(彦島のけしきより)


参考