舶来の高級品を手にする女性たち
国内初のメーカーが大正15年に設立されるまで、蓄音機は庶民にとっては高嶺の花の高級舶来品だった。同様に、手風琴やバイオリンといった楽器類も、当時は超高級品だった。
関門の町では、これら舶来品がいち早く入荷されたため、他県から買い付けにくる商人なども多かったという。
(平原健二コレクション関門浪漫より)(彦島のけしきより)
観音崎町馬関商業銀行のそばにあった。店頭の陳列に意匠を凝らしてあるという説明文だが はたしてどんなものだろうか。
私としては蓄音機の古い形のものが気に入ったので取り上げた。市内でも屈指の時計店であって店主は安部清左衛門といった。
尼安本店(大正元年)
阿弥陀寺町の西部 、特に人の目を引くものに尼安本店がある。
取り扱っているものは洋酒、洋食料品、食器具、缶詰、洋菓子、葉巻煙草、雑貨直輸入商を営み、また当地名産の雲丹を製造販売する。
店主百合本安太郎は下関市参事会員、商業会議所議員である。
(写真集 明治大正昭和 下関より)(彦島のけしきより)
参考