中国・長江で禁漁措置、漁師ら28万人が失職へ | 日本の歴史と日本人のルーツ

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「中国で最も長い川、長江で漁の禁止措置が発表されました。乱獲などで激減した水産資源の回復が狙いですが、30万人近い漁師らの生活に大きな影響が出ています。」とのニュースを見た。

水産資源の激減は乱獲というより、むしろ工場排水やPM2.5などの環境汚染が主要な原因と考えられる。この環境汚染対策を優先せずに猟師さんの職業を取り上げて金銭で補償しても、長江の漁獲は回復すると期待出来ない。


① 揚子江河口域

Putuo Mountain, Putuo, Zhoushan, Zhejiang, 中国


② 揚子江中流域、三峡ダム下流

中華人民共和国 宜昌市 夷陵区 鰱魚包

注: 右手の白濁して見える区間の方が画像分解能が高く、正しい情報を含んでいると考えられる。


③ 海ほたる、東京湾

遠くの富士山の山頂の雪が見える。

東京湾の中の海ほたる


参考


中国・長江で禁漁措置 漁師28人が失職へ

テレ朝ニュース(2020.1.6、参考)

中国で最も長い川、長江で漁の禁止措置が発表されました。乱獲などで激減した水産資源の回復が狙いですが、30万人近い漁師らの生活に大きな影響が出ています。 

中国中部の湖北省でショベルカーが漁船を次々と破壊していきます。長江の流域では1日から施行された禁漁措置のため、漁師ら28万人が仕事を失って11万隻の漁船も行き場をなくしました。淡水魚の一大生産地として最大で年間40万トンもの漁獲量を誇った長江ですが、今では4分の1以下に落ち込んでいます。 

職を失う漁師:「魚が取れなくなったのは残念だが、長江は守らなければならない。昔は何十種もの魚を捕まえたが、今はほんの少しの種類だけだ」 

漁獲高が落ち込んだ原因は、長らく続いた乱獲と工場排水などによる水質汚染です。危機感を抱いた中国政府は水産資源を回復させるため今後、10年間の禁漁措置を決定しました。職を失う漁師らに対し、政府は職業訓練や補償金の給付などの支援を行うとしています。