かつての長州閥の末裔の安倍晋三首相は是々非々で日本を導いている | 日本の歴史と日本人のルーツ

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東条英機元首相らA級戦犯を合祀しているだけでなく、併設された軍事博物館「遊就館」を中心に、日本の過去の侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」のための「正義の戦争」と美化・正当化する宣伝センターの役割を果たしてきた靖国神社などが組織する政治団体の日本会議がある。

安倍晋三首相やほとんどの閣僚達は「日本会議」の運動に足並みをそろえる議連「日本会議国会議員懇談会」などに所属している。

しかしながら、安倍晋三首相は日本会議の意向に反して、平成の次の新元号を事前に公表することにした。これに対して日本会議は「遺憾の意」を表明し、不満を明らかにしている。

安倍晋三首相は日本会議の操り人形で無く、是々非々で対応していた。


参考

① 日本会議が首相に「遺憾の意」 新元号の事前公表へ不満

共同通信(2019.2.3、参考)


安倍晋三首相を支持する保守系団体「日本会議」が、皇位継承に伴う新元号を4月1日に事前公表する首相方針に「遺憾の意」を示す見解を機関誌に掲載したことが2日、分かった。

天皇代替わり前の公表は「歴史上なかった」として、先例としないことも求めた。憲法改正など基本理念を共有する有力支持団体が不満を表明するのは「異例中の異例」(関係者)で、波紋を広げそうだ。

日本会議と連携する自民党保守派は皇室の伝統を尊重する観点から、5月1日に皇太子さまが新天皇に即位された後に改元政令を公布するよう訴えたが、首相が受け入れなかった経緯がある。


② 日本会議が首相に「遺憾」 新元号公表巡り「異例中の異例」

東京新聞(2019.2.3、参考)

安倍晋三首相を支持する保守系団体「日本会議」が、皇位継承に伴う新元号を四月一日に事前公表する首相方針に「遺憾の意」を示す見解を機関誌に掲載したことが二日、分かった。天皇代替わり前の公表は「歴史上なかった」として、先例としないことも求めた。憲法改正など基本理念を共有する有力支持団体が不満を表明するのは「異例中の異例」(関係者)で、波紋を広げそうだ。

日本会議と連携する自民党保守派は皇室の伝統を尊重する観点から、五月一日に皇太子さまが新天皇に即位された後に改元政令を公布するよう訴えたが、首相が受け入れなかった経緯がある。

見解は機関誌「日本の息吹」二月号に掲載された。歴代天皇が即位後に改元してきた「代始改元」の伝統と、天皇一代に一つの元号とする明治以来の「一世一元」の制度を踏まえ、新天皇即位後の新元号決定と公布が「本来の在り方だ」と批判した。

その上で、天皇と国民が新元号に込められた理想と願いを共有し、一つの時代を共に歩んでいくことこそ「憲法の趣旨に沿い、皇室の伝統を尊重する」と主張。政府方針に対し「遺憾の意を表明せざるを得ない」と結論付けた。

<日本会議> 宗教界を中心とした「日本を守る会」と、財界人や学識経験者らも入る「日本を守る国民会議」が統合し、1997年に設立された。全都道府県に本部が置かれ、「皇室敬愛」や「新憲法創造」を掲げて国民運動を展開する。夫婦別姓反対や外国人参政権反対を訴え、女系天皇につながる女性宮家の創設にも反対の立場を取る。


③ 自民全閣僚が「靖国」派
日本会議など関連議連に所属歴

日本共産党 しんぶん赤旗(2016年8月5日、参考)

3日に発足し、10人が初・再入閣した第3次安倍再改造内閣。安倍晋三首相を含む閣僚20人のうち、公明党の石井啓一国交相を除く全員が「日本会議国会議員懇談会」「神道政治連盟国会議員懇談会」「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のいずれかの議員連盟に所属歴がある「靖国」派の政治家であることが明らかになりました。「神道議連」については石井氏以外19人全員が現在所属しています。

靖国神社は、1945年の日本敗戦まで陸・海軍両省が管理し、国民を侵略戦争に動員する精神的支柱としての役割を担った特殊な神社です。

戦後も、東条英機元首相らA級戦犯を合祀(ごうし)しているだけでなく、併設された軍事博物館「遊就館」を中心に、日本の過去の侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」のための「正義の戦争」と美化・正当化する宣伝センターの役割を果たしてきました。

新閣僚らが所属する議員連盟は、いずれもその「靖国史観」に立って過去の戦争を美化・正当化し、首相や天皇の靖国神社参拝を求めたり、同神社への集団参拝を繰り返してきました。

3議連すべてに所属するのは10人。「新憲法制定」などを掲げる改憲・右翼団体「日本会議」の運動に足並みをそろえる議連「日本会議国会議員懇談会」所属議員は前回内閣改造(15年10月)の12人から15人に増えました。

同議連所属の閣僚のうち、安倍首相と麻生太郎副総理は「特別顧問」を歴任。高市早苗総務相は「副会長」、稲田朋美防衛相は「政策審議副会長」などを務めてきました。


④ 現憲法の護持と改正の綱引きは、長州閥の末裔の安倍晋三首相の手綱捌きにかかっている、、、今上天皇は護憲を、徳川家ゆかりの人物が運営する靖国神社は改憲を望んでいる。