原遺跡、宮城県岩沼市 | 日本の歴史と日本人のルーツ

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宮城県の古代の伝令中継所「駅家」らしきものが見つかった。現在のJR常磐線の沿線に出土した。

古代の官道が高速道路沿いに発掘されたりするが、古代の道路建設技術者が合理的に設計したことの事例であった。鉄道の路床に並行して古代の駅家が出土するとは、驚嘆としか言えない。

宮城県岩沼市南長谷上原 原遺跡


参考

律令時代の伝令中継所「駅家」か 宮城県の遺跡から公的施設跡

共同通信(2019.1.8、参考)

律令国家時代の公的施設跡が見つかった原遺跡の調査現場=2018年10月、宮城県岩沼市

宮城県岩沼市の玉崎地区にある原遺跡(飛鳥時代後半―平安時代前半)から、律令国家時代の公的施設跡が見つかった。中央の指令を伝える役人が馬を乗り継いだ「駅家」の可能性が高いという。これまで駅家と判明した遺跡は全国で兵庫県と茨城県の3カ所。当時の交通網や物流を考える貴重な手がかりとして、注目を集めている。

平安時代の法令集「延喜式」には、全国約400カ所の駅家の所在地が書かれている。その一つ「玉前駅家」が、玉崎地区に存在すると考えられていた。

岩沼市教育委員会が2016年、調査を開始。18年の調査では、建て替えられたとみられる掘っ立て柱建物跡が見つかった。