スイスやフランスなどのヨーロッパではまだエアコンは要らないようだ | 日本の歴史と日本人のルーツ

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私は1986年1月から1989年9月までスイスのジュネーブに住んだ。

オフィスも自宅のアパートもエアコンは無く、扇風機のみで過ごした。もちろん、冬場はセントラルヒーティングのスチームヒーターが付いており24時間暖かかった。ヨーロッパは北海道より高緯度に位置するが、その分、気温が低い訳では無く、夏場は矢張り暑かった。しかし、湿度が低く汗をかかなく、蒸し暑くなく、日陰は涼しかった。

地球温暖化で平均気温が上昇した現在、いくらなんでもエアコンくらいは備え付けているだろうと思いながらストリートビューで見てみると、昔のままであった。どこにも、室外機が見当たらない。

Rue Schaub 13, 1202 Genève、二階の濃い緑の窓枠の所に住んでいた。

Rue Schaub

Rue Schaub

Rue Schaub 13,1202 Genève, Suiss


参考

フランスにはエアコンがない〜日本とフランス、暑さ対策の違い

TABIZINE(2018.8.14、参考)

北川菜々子


毎日暑い日が続きます。各家庭、各部屋にエアコンがあることが当たり前な日本人にとって、フランスにはエアコンがある家がほとんどないと話すと必ず驚かれます。 

それでは、フランスの夏は涼しいのかといえば、そうでもありません。普通に30度を超す日もあります。フランス人はどのような暑さ対策をしているのでしょうか。 

フランスの夏の気温

筆者がフランスに来た10年前は、夏でも長袖が必要な日が続くことがありました。フランスの夏は日本に比べて、涼しく、過ごしやすいように思っていましたが、近年、30度を超える日が続くようになり、フランスの夏も暑い!と感じるようになりました。 

熱帯夜は少ない

ただ、パリは昼間30度を超す日が続いても、夜は20度を切る日も少なくはありません。窓を開けて寝れば涼しく、熱帯夜で寝苦しい夜が続く日はそう多くはないのです。 

湿気は少ない 

また、パリの夏は、湿度が日本に比べて低いのが特徴です。30度を超す日でも、湿度は40パーセント前後と、カラッとした暑さなのです。 

クーラーは普及していない 

日本の夏の暑さに比べ、湿度が低いので、パリの夏は過ごしやすいのですが、30度以上が続く日があります。熱中症で亡くなってしまう老人もいるのです。それでも、一般的にクーラーは普及していません。パリは古い建物が多く、室外機を取り付けることが難しいのだそうです。それでは、フランス人はどのような暑さ対策をしているのでしょうか。 

窓のシャッターを閉める

フランスでは朝気温が低いうちに窓を開け、部屋の温度を下げます。そして日中はブラインドを閉めて、太陽の光で部屋の温度が上がらないようにします。夜は涼しい日が多いので、窓を開け再び部屋の温度を下げます。フランスは古い石造りの建築物が多く、シャッターを閉めることによって、涼しさを保つことができるのです。 

暑い日は扇風機を使う

暑い日はひたすら扇風機を使い、涼みます。ただ、35度を超す日など、熱風が流れくるのみで、扇風機が役に立たないこともありますが…。 

映画館やショッピングセンターで過ごす

どうしても暑い日は、映画館やショッピングセンターなど、冷房が効いた場所で過ごすという人も少なくはありません。

身体を冷やす野菜を食べる

夏は、トマトやきゅうり、ズッキーニなど、身体を冷やす野菜を食べます。いきなり気温が上がった日などは、スーパーでいつも山積みのトマトが売り切れるなんてこともあります。 

日本の夏に比べて、フランスの夏は過ごしやすいとはいえ、猛暑が続くと、さすがにこのままでは厳しいと感じるフランス人も増えてきているそうです。もしかしたら、10年後にはフランスの暑さ対策も変わってくるのかもしれません。 

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