養鶏場と鶏卵価格の推移 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

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基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

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スーパーで生卵を買うとき、だいたい、1パック10個で118円から218円の幅で陳列されている。ヨード卵とか、黄身が濃い玉とか特別なものは600円に近いようだが、通常、新鮮であれば全く問題ないので、200円以下のものに手が出る。この値段は、昔から全然変わっていないと思われる。

かつて昭和30年代から50年代に下関市の安岡地区にも大規模な養鶏場の鶏舎が作られていた。マルハのマヨネーズ用と聞いていた。現在はもっと北の地域に移転して行ったようだ。


参考

① <あのころ>ニワトリの回転アパート 大量飼育で卵増産

共同通信(2018.6.20、参考)


1961(昭和36)年6月20日、養鶏ケージによるニワトリ飼育が普及し千葉県鎌ケ谷町(現鎌ケ谷市)には数百羽が収容できる回転式鶏舎まであった。5分ごとにエサ箱に回ってくる効率的な自動給餌給水式。卵の生産が飛躍的に伸びていき「巨人・大鵬・卵焼き」の流行語が生まれたのもこの年だった。


② 下関市大字蒲生野の山口県済生会下関総合病院の前は養鶏場だった(参考)




③ 鶏卵の価格(参考)


鶏卵の価格(-青線-)を見ると、調査対象が変わった1962年、1972年、2002年に大きな変化はあるが、その他の期間はほぼ横ばいとなっている。物価があがっても横ばいを維持しているところが「物価の優等生」と言われるゆえんだ。

次に当時と現在の消費支出を元に現在の価値に換算した価格(-赤線-)を見てみよう。

調査対象変更時に変動はあるが、その他は値段が下がるか横ばいになっている。元の価格が安定しており、消費支出があがるたびに相対的な価格が下がっているためだ。