鍬渓温泉、兵庫県小野市 | 日本の歴史と日本人のルーツ

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兵庫県小野市下来住町の鍬渓温泉


参考

「関西最後の秘湯」復活へ 16世紀起源の鍬渓温泉 兵庫

神戸新聞(2017.9.14、参考)

「関西最後の秘湯」と称され、2010年に廃業した兵庫県小野市下来住町の鍬渓温泉が18年5月、復活する見通しとなった。市が1億6千万円を投入して和風木造平屋の施設(約205平方メートル)を整備し、近くの井戸から湧き出る冷泉を温めて岩風呂に引く。運営は地元住民が担う予定で、一度に10人しか入れない狭さを逆手にとって「穴場感」を演出する。(笠原次郎)

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かつて湯治場としてにぎわったという鍬渓温泉=小野市下来住町

加東郡史によると、起源は1582年。湧き出た水を浴びた人の疫病が治ったと伝えられる。江戸時代には保養地として栄え、昭和初期まで温泉旅館があってにぎわったというが、その後は廃れていた。

1995年に地元の男性が湯船や脱衣場などの建物を整備。男性が体調を崩してからは利用者でつくる愛好会などが運営し、月に800人が利用することもあったという。10年3月にはボイラー用燃料タンクの配管が何者かに切断される被害に遭い、温泉法上の許可を得ずに営業していたことから廃業に至った。

新施設は男女別に岩風呂を設置。約5平方メートルの湯船に同時に入れるのは3人で、洗い場には2人。源泉は塩分濃度が高く、湯当たりを防ぐため水で薄める。

食事はJR加古川線小野町駅で「ぷらっときすみの」を運営する地元のNPO法人が地元産のそばなどを提供。山歩きの愛好家に人気の小野アルプスが近くに連なることから、施設までの登山道も整備する。

料金は大人600円を予定。営業時間などは未定。平日40人、祝日は100人の利用を見込む。地元の両来住郷協議会副会長の阿江治さん(66)は「再開は地元の悲願だった。隠れ家的な雰囲気を生かし、ゆっくりくつろいでもらえる施設にしたい」と話している。