① 薩摩藩伏見屋敷の絵図発見 寺田屋事件で龍馬かくまう
発見された「薩摩藩伏見屋敷」の絵図(城南宮提供)(東西南北に回転)
幕末の志士坂本龍馬が寺田屋事件(1866年)で幕府側に襲撃された後、かくまわれた「薩摩藩伏見屋敷」の絵図が見つかり、京都市伏見区の神社「城南宮」が3日、発表した。屋敷は寺田屋の約1キロ北の伏見区東堺町にあったが、敷地の広さや建物の配置、間取りなどが初めて明らかになった。
調査した京都国立博物館の宮川禎一上席研究員は「歴史が動いた舞台の詳細が分かる貴重な資料」と評価する。「龍馬は屋敷の北東、管理者がいた部屋の周辺に担ぎ込まれたのではないか」と推測。当時、幕府側が龍馬を引き渡せと迫ったが、薩摩藩が拒否、両者の亀裂が決定的になった事件という。
② 薩摩藩伏見屋敷の位置(伏見城研究会、FB友達、若林正博氏より)
薩摩藩伏見屋敷は鳥羽伏見の戦いで焼失している。焼失については「かわら版」の左上の赤い四角