インド洋のアンダマン諸島の原住民の一住民のオンガン人は中国大陸のチャン族や日本人と共通するY-DNA Dを100%を持ち、日本語と同じ文法である膠着語を話す。
彼らオンガン人も我々日本人と同じく、異民族との闘争を嫌い、病気にもかかりにくい絶海の孤島を理想郷としたのであろう(参考)。
現在、オンガン人の外見は我々と全く異なり、我々、日本人の見た目は漢民族、朝鮮民族に完璧に近い。すなわち、東アジアの女性を介しての密接な交流が東アジアの民族の外見を均一化したが、言語など民族文化のアイデンティティは男系男子の系統に由来することが推測させられる。
参考
アンダマン諸島の原住民について(wikiより)
① アンダマン人
人口は34万3125人(2011年)。住民の多くは第一次産業に従事している。住民はアンダマン諸島先住民「大アンダマン人(絶滅)、Jangil、オンガン人(ジャラワ族、オンゲ族)、センチネル族」とインド人移民が大半である。
センチネル族(Sentinelese people)は、北センチネル島に住む先住民族。人口は250人ほどとされる。今もなお石器時代の生活を維持する世界で唯一の民族と言われ、外部との接触を拒否する生活を続けており、インド政府も干渉をしない意向を示している。
② アンダマン人のY染色体
大アンダマン人(絶滅)とオンガン人で大きく異なっている。
オンガン人(ジャラワ族、オンゲ族)はパラグループD*のみが100%を占める。パラグループD*は出アフリカ後「北ルート」でイラン→アルタイ山脈→チベット→ビルマ→アンダマン諸島という経路をたどってきたと考えられ、日本人に高頻度なD1b(旧定義D2)とも近い関係にあることから、オンガン人は日本人の位置付けを探る上でも非常に重要な民族である。
③ オンガン語族(Ongan)
または南アンダマン語族、ジャラワ・オンゲ語族(Jarawa-Onge)と呼ばれる言語はオンゲ語とジャラワ語からなる小さな語族である。アンダマン諸島でネグリトのオンガン系アンダマン人によって話される。現存語は以下の通り
・ジャンギル語(; 1895-1920年の間に絶滅し、理解できていないが、ジャラワ語と顕著なつながりがあったとされる。
④ ジャワラ族(オンガン人の一族)