「聖☆おにいさん」~テレビスタジオのリカちゃん・・・ | 金沢の弁護士が離婚・女と男と子どもについてあれこれ話すこと

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石川県金沢市在住・ごくごく普通のマチ弁(街の弁護士)が,日々の仕事の中で離婚,女と男と子どもにまつわるいろんなことを書き綴っていきます。お役立ちの法律情報はもちろんのこと,私自身の趣味に思いっきり入り込んだ記事もつらつらと書いていきます。

1.
「聖☆おにいさん」のブッダが極楽界に連れ戻されて見た風景~序
「聖☆おにいさん」~テレビスタジオのトオル君・・・
の続きです。
2.
 ~御釈迦様が蓮池から「ところてんの国」のテレビ局スタジオを御眺めになり,右側のトオル君の様子を御覧になられた後にスタジオの左側に御目を移されましたところ~

 御釈迦様は,梵天様に御確保されるのを気にしつつ,テレビ局のスタジオの反対側に御眼を移されますと,リカちゃんという女の子が,ジロー君とジンジンの2人からなにやら耳打ちされつつ,黒縁眼鏡の真ん中を指で押さえてなにやら思案中の様子でございました。

 このリカちゃんという女の子は,日吉小学校5年3組の図書委員をしておりました。いつも放課後はひとりで図書室に行き,熱心に本を読んで「心」ってなんだろうと考え続けている子どもでございました。リカちゃんは,学級費を貯めて買った本で勉強させてもらっている身なのだからと,「心」について考えたあれこれを学級新聞に書いておりました。
 リカちゃんは,リカちゃん人形と長身巨人が大好きなお茶目なところが災いしたのか,『モーラという「子どものいじめ」』という小冊子をまとめたときに,よそ様へのお断りをうっかり忘れてしまったこともございました。リカちゃんは,とにかく好奇心旺盛な女の子で,なにかと敏感に感じ取ったことを本で学んだ知識で整理して,文章にするのが大好きな女の子でございます。

 日吉小学校5年3組には,リカちゃんと同じようなタイプのタイプのたっつん,ジロー君,ジンジン君などがおりました。
 それぞれが,学校の図書室で本を読み,それぞれに関心のある事柄について学び,時折学級新聞に文章を書いておりました。
 そうして,リカちゃん,たっつん,ジロー君,ジンジン君は,ヤックンとニンニンやブンちゃんの姿にいたたまれないものを感じたのでしょうか,
ともかくもこの4人の子ども達は,トオル君アブナイということで意見が一致しまして,意見交換などをしておりました。
 三人寄れば文殊様,そこに薬師如来様も加わって,智恵と病に効く妙薬を持ち寄ったということでしょうか。ジンジンは東方浄瑠璃世界の救主でございますところ,ブンちゃんの姿にいたたまれないものを感じていたのかもしれません。
 そして,リカちゃん,たっつん,ジロー君,ジンジン君は,トオル君アブナイという思いをクラスのお友だちに伝えようと,『仮想敵で切り開くトオル君の通る道の先?』という駄洒落のようなタイトルの小冊子をクラスの皆に有料販売しておりました。
 
 その駄洒落のようなタイトルの小冊子に,リカちゃんは,「敵味方闘争をしかけてどっちか選べというトオル君のふるまい方というのは,ある種の危機や不安を抱いている病理のひとつの証拠だと思えてしまいます」などと書いておりました。
 たっつん,ジロー君,ジンジンも,それぞれに感じるトオル君のなにやらアブナげなところを指摘しておりました。

 「ところてんの国」では,摩訶不思議な玩具が流行っておりました。なにやら見えない糸が網の目のように縦横無尽に走って結びつけられている糸でんわのような玩具でございます。その糸でんわを用いた小玩具のひとつに,「つぶやっ器」なる不思議なものがございました。本来は独り小声で漏らすつぶやきの声を,見えない糸でつながった大勢の付き従うものたちに向けてがなり立て,付き従うものたちからもお返事が来るというものだとか。漏らすつぶやきのはずがモラする絶叫となりかねない摩訶不思議な小玩具でございます。

 さて,トオル君は・・・・

<後記>
 あくまでも,摩訶不思議な「ところてんの国」を舞台とするフィクションでございます。


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