前回記事
子の監護が問題になる事件と調査官調査について・・・H24.7.6訂正
の続きです。
1.
そもそも家庭裁判所調査官とはどういうひとでしょうか。
2.
裁判所のHPには以下のように紹介されています(こちら)
家庭裁判所は,夫婦や親族間の争いなどの家庭に関する問題を家事審判や家事調停,人事訴訟などによって解決するほか,非行を犯した少年について処分を決定します。いずれも法律的な解決を図るだけでなく,事件の背後にある人間関係や環境を考慮した解決が求められます。 家庭裁判所調査官は,このような観点から,例えば,離婚,親権者の指定・変更等の紛争当事者や事件送致された少年及びその保護者を調査し,紛争の原因や少年が非行に至った動機,生育歴,生活環境等を調査します。 家庭裁判所調査官になるためには,家庭裁判所調査官補として採用後,裁判所職員総合研修所に入所し,約2年間の研修を受ける必要があります。
3.
どういう人が家裁調査官になっていくか。
これについては職業ガイドというHPで分かりやすく解説されています。
家裁調査官になるには(職業ガイドより)
詳しくは上記のHPをごらん下さい。
おおざっぱには,以下のようにして家裁調査官になります。
裁判所職員採用総合職試験(人間科学区分)を受験
↓
合格
↓
家庭裁判所調査官補となる
↓
裁判所職員総合研修所に入所(2年)
↓
家庭裁判所調査官
先ほどの職業ガイドによりますと,
裁判所職員採用総合職試験(人間科学区分) の難易度はかなり高く,
「国家公務員総合職と同レベル」
「社会学や心理学、社会福祉学、教育学などの問題が多く出題される」
「試験倍率は例年10倍以上で、合格率は5%程度」
ということです。
このような難関試験を突破した人が2年間の研修を受けた後に,各地の家庭裁判所で実務経験を積んでいくわけですね。
4.
裁判所のHPには,現在,採用向けに,6人の調査官のメッセージが掲載されています(こちら)
これを読みますと,だいたい,こういう人達がこういう活動をしているんだというイメージがつかめると思います。
5.
以上を踏まえ,次の記事から,私が調査官調査に立ち会うようにしている理由を紹介していきます。
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