第1053話 鬼平雑感(8)五鉄というお店 と それがしの栄養ドリンク(笑) | 時代劇本舗

時代劇本舗

時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

あけまして…(ぐびっ)…zzzzzzz

 

今年もよろしくお願いします。

 

新宿へ行き、買い物をして、とてつもな

く歩き疲れたある日。休憩したいと思い

つつも、あまりよい場所が浮かびません。

 

そこで、ルミネエスト地下1階にある、

ベルク」へやって来ました。ここなら、

何か美味いものが飲めそう!

選択したのはギネス。ハーフパイントを

注文しました。ゆっくり丁寧に注ぎます

から、と呼び出しのベルを渡されます。

確かに細かくて良い泡じゃ!

それがしにとっては、リポ●タンよりも

ユン●ルよりも、ギネスの方が元気の素

なのでございます(笑)

 

 

【時代劇こぼれ話】鬼平雑感

       (8)五鉄というお店

 

長谷川平蔵と密偵たちのたまり場であり、

アジトとも言うべき店が「五鉄」であり

ます。三次郎という亭主が、おさいとい

う妻と使用人を何人か使って経営してい

るこの店は、本所二つ目橋のたもとにあ

り、軍鶏鍋やあい鴨料理、それに川魚料

理などを出す店であります。テレビ版で

軍鶏鍋しか出てきませんが、鯉の塩焼

きやら、洗いやら、いろいろな料理がで

きるようです。

 

平蔵は無頼時代には、三次郎の父を脅し

て、さんざん無銭飲食をしていたようで

すが、家督をして家の金が使えるように

なると「侘び」としてまとまった金を払

い、その後、常連になったとされます。

江戸城に近い役宅から、下町方面に向か

う時の拠点にもなり、密偵たちと酒を酌

み交わす場所としても最適なのでしょう。

軍鶏鍋には牛蒡などの根菜類がたっぷり

と入れられ、体にも良さそうであります。

三次郎が「夏の軍鶏鍋は精が付く」など

と発言している場面もありました。

(本当かね?)

鬼平犯科帳がヒットした後、本所近辺で

「五鉄」を探している観光客があったそ

うですが、無論このお店は創作でありま

す。しかし、近くには軍鶏鍋の店があり、

そのどれかがモデルだろうと言われてい

ます。この近辺には鳥すきの「ぼたん」

や、いのしし鍋のももんじや、などもあ

りますから、江戸気分に浸るのに、いく

らでも候補地はありそうですよ。

 

お読み頂き、有難うございましたm(_ _)m