第467話 言葉の源(4)曲者 と 謝朋殿の冷やし麺 | 時代劇本舗

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時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

 先週の土曜日も、朝のうちはお仕事。

 まあ、顔を出して挨拶をするだけとい

う気楽な仕事でしたが…(笑)



 それで、久しぶりに新宿で待ち合わせ

て、猫奥さんとランチをしました。奥さ

んの眼鏡を新調するのが主目的だったの

ですが、それはすぐに終了。二人とも、

やや夏バテなのか(早!)食欲不振だっ

たので、あっさりとした麺類を食べよう

と入ったのが「謝朋殿」であります。




五目冷やし麺


 五目冷やし麺。極細の中華麺の上には

細切りの野菜。そして具は別盛り。



別盛りの具


 具として海老、ほたて、椎茸、茗荷等

が別皿で出ます。今回はやや、麺が固く

感じました。スープの味などはあっさり

として美味でございます。



杏仁豆腐


 デザートの杏仁豆腐も美味しくいただ

きました。そういえば、こうして二人で

ランチをするもの久しぶりです。たぶん

2カ月ぶりくらいかも?

 もっと一緒に食事する機会を作るべき

なのでしょうね。


 その後、奥さんはお友達の家へ。それ

がしは夕飯のおかずを買って、帰宅。

 土曜日の夕方は、猫娘と昼寝を楽しみ

ました。たまには良いよね!(笑)





【時代劇こぼれ話】言葉の源(4)

        曲者



 時代劇で、武家屋敷に水戸のご老公や


暴れん坊将軍が侵入すると、必ずと言っ

て良いほど、この言葉が発せられます。

 「曲者じゃ、出会え、出会え!」・・・。

 どっちが曲者かと思いますがね!(笑)



 さて、今日はこの曲者という言葉につ

いてです。曲者は、本来は心の曲がった

人、という意味であったのですが、次第

に「一癖あって、したたかな人物」とい

う意味となってきました。そのため、癖

者と書く場合もあるようです。



 平家物語の中では、普通とは違う並々

ならぬ人物、という意味も出てきます。

 さらには油断できない人物⇒怪しい人

物⇒盗賊などの侵入者という意味で使わ

れるようになったようです。

 以前、巨人軍の長島監督が、元木選手

のことを「曲者」と呼んでいました。こ

の場合の曲者は、おそらく一癖あって、

したたかで、油断できない奴、という意

味だったのでしょう。



 それにしても、曲者じゃ!と叫ぶとわ

らわらと登場する羽織袴の武士たち。あ

んなに大勢が刀を持って待機している、

という設定自体がすでにして「曲者」の

ような気がするのはそれがしだけでしょ

うか?(苦笑)



 本日もお読み頂き、ありがとうござい

ましたm(_ _)m