第466話 言葉の源(3)土左衛門 と 経堂昇輝丸のラーメン | 時代劇本舗

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時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

 日曜日も朝のうちはお仕事。そして昼

からは鍼治療の予定。ということで、少

々早めではありますが、11時台ランチ

の場所を探してみました。



昇輝丸 店頭


 経堂の消防署通りにあるラーメン店で

あります。昔は酔っ払い店主の居る伝説

のラーメン店。その後はつけ麺の店とな

り、今は「昇輝丸」と書いて「しょうぐ

んまる」と読ませるようです。



昇輝丸 にぼしラーメン


 食べたのは「煮干しらーめん」に半熟

玉子トッピング。650円+100円也。

 煮干しスープはあっさりして、悪くは

無い味でしたが、ちょっと魚粉を散らし

たような口触りがしました。半熟玉子は

その名の通りの半熟玉子。味玉という程

の味はありません。



 悪くは無いけれど、さほどの感動も与

えられなかった、そんなランチのひと時

でございました(苦笑)





【時代劇こぼれ話】言葉の源(3)

         土左衛門


 子どもの頃、時代劇を見て不思議に思

ったことがあります。それは、①何故、

時代劇の水死人は大川(隅田川か?)で

打ち上げられるのか? ②何故、水死人

でも土左衛門と呼ぶのか? これが

不思議で仕方が無かったのであります。



 でも、肝心な部分が疑問となっていま

せんよね。「何故、水死人の事を土左衛

門と呼ぶのか?」これが真っ先に来るべ

き疑問でしょう。実は、語源は不詳のよ

うです。



 俗説としては、山東京伝が書き残して

いるものがあります。江戸時代の大相撲

力士に「成瀬川土左衛門」(なるせがわ

どざえもん)なる力士が居たそうです。

 色白でぶくぶく太ったあんこ型力士だ

ったようで、それが水に漬かって膨らん

だ水死体に似ている、ということから、

水死体の事を「土左衛門」と呼ぶように

なった、というのです。「ドラエモン」

ならば 可愛いですが、水死体に例えられ

ては成瀬川関もたまらなかったでしょう。



 ちなみに、四股名というのは何度も使

われることが多い(曙太郎は昔の力士に

も居た!)のですが、成瀬川土左衛門と

いう四股名はその後、誰も使わなかった

そうです。やはり嫌だったのでしょう。



 そういえば、子どもの頃の疑問はちっ

とも解決していません。なぜに大川なの

か、女でも土左衛門というのか・・・。未だ

に解けぬ謎のままでございまする。



 今日もお読み頂き、ありがとうござい

ましたm(_ _)m