Digital Performer 10でAIきりたんを歌わせてみる | ねこ伯爵の下北ぶらぶら日記

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AIきりたんはボカロのようなものですが、無料で高性能なので手軽に楽しめます。また、曲をDigital Performerで作成する際には、歌詞入力機能なども活用できます。以下は、AIきりたんのMac版を使った時の手順です。

 

 

○AIきりたんのファイルをダウンロード

NEUTRINOのページ

本体のみのバージョンと、音声ライブラリ同梱版がありますので、とりあえず同梱版の方が分かりやすいと思います。ダウンロードして解凍したNEUTRINOのフォルダを、デスクトップなど適当な場所に置きます。

 

○曲を作る

メロディーのトラックも作っておきます。

 

○歌詞の作成と流し込み

歌詞ウインドウ(メニューのプロジェクト→歌詞)に平仮名かカタカナで歌詞を書いていく

歌詞は1文字ずつスペースで区切って書く(区切っておくと、流し込んだ時に1文字ずつ入る)

伸ばす音は普通に”ー”で認識します。

なお、歌詞ウインドウのフォントやサイズは、Digital Performerの環境設定の編集→歌詞の所で出てくるフォント名をクリックすれば、フォントパネルが開いて変更できます(下の画像では”Hiragino Sans”と書いてある部分)。

 

メロディーのトラックをクイックスクライブ画面で開き、メロディーの先頭付近をダブルクリックして緑のバーを移動し、歌詞ウインドウ内でもカーソルを先頭に移動しておき(歌詞の先頭でカーソルが点滅した状態)、オートフローボタンをクリックして歌詞を流し込みます。

 

○XMLファイルの出力

Digital Performerのファイルメニュー→出力→スコアをMusic XMLで出力

出力する場所は、NEUTRINOのフォルダ内にある→score→musicxmlのフォルダ

ファイル名は適当で良いですが、半角の方がいいと思います。

 

○Run.shの書き換え

NEUTRINOのフォルダ内にあるRun.shをテキストエディタで開き、3行目にあるBASENAMEは出力したファイル名(拡張子なし)、7行目にあるSUFFIXはxmlにして、そのまま上書き保存します。(Digital Performerから出力されるファイルの拡張子に合わせるため)。

 

○ターミナルを開く

NEUTRINOのフォルダを右クリックして”フォルダに新規ターミナル”を選ぶと、ターミナルのウインドウが開く。

(ない場合は、Macの環境設定のキーボードのショートカットのサービスで、”フォルダに新規ターミナル”にチェックを入れる)

 

 

 

このような感じのウインドウが出れば成功です(ボカしている所は人によって異なります。:NEUTRINO (自分のホーム名)$、みたいになっていることが重要)

 

○Run.shを実行させる

ターミナルでsh Run.shと入力してリターンキーを押すと、画面にいろいろと文字が出て、音声データの生成が始まります。

 

※なお、一度入力したコマンドは、カーソルキーの上を押すと出すことができますので、2回目以降は文字を入力しなくてもできます。

 

ターミナルに作業状況が表示され、しばらく(数分から10分程度、マシンの性能によります)待つと、ターミナルに作業終了を知らせる”END”の表示が出ます。すると、NEUTRINOのフォルダ内のoutputフォルダにWAVデータができています(ファイル名_syn.wav、というファイル)。これが完成された歌声のファイルとなります。

 

○歌声の読み込み

Digital Performerでモノラルトラックを作って読み込み(WAVデータをドラッグ)

歌の始まりが遅れている場合は、最初の無音部分の適当なところで切って(エディット→カウンターでスプリット)削除し、前に移動させます。この時、グリッドに吸着のチェックは外しておきます。メロディーや歌詞などを修正した場合は、再度XMLファイルの出力を行い、Run.shを実行してWAVデータを作り直します。

 

 

なお、こちらのページでプロジェクトファイルを配布しています。