スマートカートの分野では残念ながら日本は相当遅れをとってしまった様です。
アマゾンの事を何度も書かせて頂いておりますが、アマゾン以外でこのハイテク分野で進んでいるのはイスラエルです。
展示会など行くとスマートカートだけでなく小売業に関するハイテクの多くがユダヤ系企業で、イスラエルに限らず主に東欧系の人たちが活躍しています。
今日のニュースでは、既存のショッピングカートに後付けで着脱も簡単な、Shopic社製スマートカートのディバイスが出ています。
ちょっと見難いですが、買い物が終わった後は使ったディバイス部分を返してそのカートを駐車場まで持っていけて便利です。
https://www.youtube.com/watch?v=r3jF5ABS7SA
スマートカートの前身はお客自身がハンドスキャナーを持って、買う商品のバーコードをスキャンしてからカゴ(又はレジ袋)に入れるという形でした。 レジGOなどがこれです。
そのハンドスキャナーをカートのハンドルに付けて画面を大きくタブレットにした形が日本でも多く見られます。
元はNYのケイパー社が作ったものの様で、これは全米とカナダでもすでに何万台かが使われています。(写真はカナダのソービーの店頭です)
アマゾンフレッシュは一部の店はウォークアウト型なのでカートは普通の形ですが、これは店内に仕掛けがあってカメラとスキャナー等でお客が選んだ商品を把握します。
アマゾンフレッシュのダッシュカートはこのスマートカートの究極で、バーコードに加えて画像認証し重量確認で個数まで把握するというカートで、この分野の草分けです。
この新型が既に発表されていて、間も無く新型がホールフーズの店舗で使われます。
この着脱式カートが使われている店は発表されていませんが、約70億円の資金調達ができている事と、後付けでほとんどのスーパーでも採用可能な事からこれから目にする事になると想像出来ます。
5万SKUを読み込めるそうで、通常のスーパーの扱い品目数はほぼカバー出来ます。
新聞記事の原文は以下です。
https://www.supermarketnews.com/issues-trends/shopic-brings-clip-smart-shopping-cart-device-us
3年以上前にニューヨークでこれを最初に出したケイーパー社は、その当時まとめて導入する場合には1台あたり$1千台で販売と言っていました。
何万台も出ている現状では価格もこなれていると想像します。
で、この着脱式ですが、店頭でこのディバイスを受け取り、ワンタッチでパチンと取り付けて、おそらく事前登録のメンバーカードを読む事で買い物を開始出来ると想像します。
秤の連動は無い様なので、商品のバーコードと画像認証でカートに入れてものを読み取っていくと想像します。
この分野は中国などアジアの企業も出していますが、日本企業で実用しているのはトライアル社だけの様に思います。
ハイテクショーでは日本の各社がハイテクディバ椅子を出しているのは間違い無しですが。
待ちに待ったニューヨークとニュージャージーで当地域初のアマゾンフレッシュも開店しましたが、アマゾンフレッシュはまだまだこれから開店が続きます。
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チャーリー下城
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
Shimojo NY News Co., Ltd.
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