1948年というから戦後すぐのアメリカで創業した「トイザらス」ですが、創業当時はベビーブーマーをターゲットとした子供用の家具店から始まったものの、お客のディマンドを反映しておもちゃの専門店となり、チェーン展開を始めました。


華々しくリッチな首都ワシントンの郊外から全米へ大きく伸ばしていきました。

途中で子供用衣類を扱うキッザラスを加え、赤ちゃん用品を扱うベビザラスも加わり、その全てを一箇所で扱う巨大なショップは「キッズ・ワールド」と呼びました。

アメリカが世界で一番強いと言われた時代で、世の国民の多くは裕福で子育て時代のおもちゃもふんだんに与えられた事と想像出来ます。

アメリカ本国のトイザらスは世界で一番大きなトーイショップで、アメリカで消費されるトーイの多くがトイザらスで売られているという状態もありました。


そんな中で世界で一番素晴らしいおもちゃ屋さんとも言われた五番街にあったFAOシュワーツも傘下に収めた事は、多くのシュワーツファンにはショックだったでしょう。

ニューヨークの中心街、タイムズスクエアーに作られた売り場面積1万平米のフラッグシップ店を訪れた人も多かったと思います。 店内には観覧車があり、ジュラシックパークが作られておりました。

アメリカには世界一の企業が沢山ありますが、その世界一の企業が潰れて無くなるのもある事で有名です。

航空会社のパンナムも、雑貨屋さんチェーンのウールワースも、名前も忘れらちゃってるかも知れませんね。

トイザらスはおもちゃのシェアをGMS(総合小売業)のウォルマートに抜かれ、ターゲットに抜かれ、そしてアマゾンに抜かれシェアを落とし、2018年倒産となりました。

日本を含む海外展開は別会社がやっており、本国の倒産は全く影響がなかったはずです。


今ではおもちゃのシェアはウォルマートもターゲットも抜かれ、トップはアマゾンとなっています。

数年後の今、このメリットのあるおもちゃの専門店(ブランド)はメイシーズ百貨店の傘下として、生き返りました。

メイシーズの店舗は全米に400店舗以上あり、その店内に売り場が入り、販売方法は勿論ウェブサイトも駆使して売られる事になりました。

既にMacy's のウェブサイトの内に組み込まれています。

ご興味がある方はこちらを覗いてみて下さい。

https://www.macys.com/s/toys-r-us/


下城NYニュースの8月号にも関連記事を書いたアマゾンですが、こんな事も起きてどんどん成長しているという事です。


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via SHIMOJO NEW YORK NEWS
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