今回も引き続き、飯田正人さんのお話です。
今回は、2004年頃のお話。
挨拶を交わす程度には面識はあったのですが、
当時は、まともに会話をした事がほとんどありませんでした。
そんな距離感の付き合いだった頃のお話です。
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「無双位戦」という、タイトル戦がありまして。
μの三原孝博さんが決勝に残ったので、
観戦していた私が採譜係を買ってでたのです。
ちなみに無双位戦とは、
当時の麻雀専門誌「月刊プロ麻雀」が主催していた、
オールカマーのタイトル戦。
大きいタイトル戦ではありませんでしたが、
本戦大会には、各団体のタイトルホルダーが、
シード選手として出場する、という、
ハイレベルなものでした。
そして、優勝したのが、飯田さん。
ちなみに前回に引き続き、2連覇です。
いやはや、何回タイトル取れば気が済むのかと思ったものです(笑)。
大会終了後は、会場のすぐ近くの居酒屋で打ち上げ。
打ち上げの幹事を任されたのが、当時まだ若手(?)だった私でした。
ところが、当時の会場は日本橋。
場所柄、価格もかなり高かっただけでなく、
予想以上に早々と帰る人が多かったから、
食べ物も飲み物も余ったわけです。
そして、出された伝票を見ると、血の気が失せる値段。
会場内は凍りつき、私もオタオタしてしまいました。
その様子を一部始終見ていたのでしょう。
飯田さんがたまりかねたのか、
「今日、優勝したからさ~、これで足しにしてよ」
と、1万円札5枚を片手に、優しい口調で言ってくれたのです。
若かりし私は、ノータイムで、
「ありがとうございます!」
と、感謝の言葉を述べて、受け取りました。
とにかく「ホッとした」という気持ちがいっぱいでしたね。
もう、何と言うか、
「この人には、麻雀どころか、人としても一生追いつけないなぁ」
と、感じました。
しかし、この世界に身を置いた以上、
そういう人たちを目指して精進しなければいけない、
と改めて思ったわけです。
今回の話は、ひとまずここまで。
「強くて優しい」
という言葉がピッタリなエピソードですね。
打ち手としても、人としても尊敬される理由を、
垣間見たような気がしました。
あれから13年。
飯田さんの域は、まだまだ果てしなく遠く感じます。
一歩一歩近づけるよう、日々精進ですね~。
次回も引き続き、飯田さんのお話です。
ではまた~。