むかし話・その2 | シモデ先生のまあじゃんうんちく version2

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題名の通り、マージャンに関するうんちく話を、自分なりの観点で紹介しています。最近はあまり書いていませんが(笑)。


マージャン強くなりたい、という人にはあまり役に立たない話ばかりかも(笑)。

2003年の夏のことです。


池袋の麻雀店の勤務が終わった後、たまたま遊びにきてくれた、安藤満さんとの酒の席に同席させてもらいました。


そこで、「麻雀プロとは」という話題になりました。


「飯田さんはどう思います?」


という私の問いに対する、安藤さんの回答が印象的でした。


「飯田くん? 彼はプロじゃないからね」


当時の私の頭の中は「?」マークばかりでした。


あれだけタイトルを獲った飯田さんに対して「プロじゃない」って言いのけるわけですよ。

ただただ驚くばかりでした。


その安藤さんは、翌年(2004年)、食道癌で天国に旅立ちました。享年55歳。




その酒の席からしばらくして、安藤さんが言わんとしていた事を、私なりに解釈してみました。


安藤さんが考えていた「麻雀プロ」としての意識は、

「麻雀プロは勝つだけでなく、魅せる事も大事」

「ファンを増やす事を意識しなくてはいけない」

という事だったのでしょう。


一方、飯田さんの麻雀は、

「勝つ事に徹する」

「ファンの目を意識しない麻雀」

に見えたのでしょう。


実際、外れていなかったと思います。

ただ、だからこそ飯田さんはあれだけのタイトルを獲得できたのだと思います。

もっとも、安藤さんの言葉もすごく説得力を感じたので、「確かになぁ」と思ったものです。




しかし、さらにしばらく経って、改めて考え直してみました。


安藤さんは「エンターテイメント性」を求めていたように思います。

もちろん、麻雀の実力がある事が前提なのは言うまでもありませんが。


一方、飯田さんの麻雀は、決して「エンターテイナー」ではありません。

例えて言うなら、

「アスリート」

もしくは

「格闘家」

だったのだと思います。

マラソンランナーや空手家のイメージでしょうか。


飯田さんのスタイルも、「これはこれで一つのプロの姿なんだろうな」と思うようになりました。


皆さんはどんな「麻雀プロ像」を描いていますか?

自分なりに考えてみるのも、いいものですよ。




長くなったので、今回はこの辺で。

新橋の麻雀店のお仕事に行ってきます。