本日は3月30日(水)・・・
11日(金)に発生した東日本大震災から20日目を迎えました。
29日午後9時現在の警察庁のまとめによると、死者は12都道県で1万1168人、行方不明者は6県で1万6407人で、合わせて2万7575人となったそうです。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれたみなさまにお見舞い申し上げます。

さて今回の地震で震度6強を記録した、わたくし臣(しん)が住む茨城県筑西市。
電気、水道などのライフラインは復旧しました。
福島第一原子力発電所の事故で心配された水道水は25日(金)に検査の結果、放射性ヨウ素7.2Bq/Kgと基準値を大幅に下回り安全だとのこと。

また、先週まではこんな掲示があったスーパーのパン売り場ですが↓

イメージ 1

今では普通に買えるようです。

そして、一時は大行列だったガソリンスタンドも、問題なく給油可能になりました。

ただし交通関係では、国道50号などで朝夕にかなりの渋滞が発生。
これはおそらく、いまだに車両通行止めの道路(橋)があるためだと思われます。
ちなみに29日の茨城新聞によると、関本中~結城市山王を結ぶ鬼怒川大橋(県道筑西三和線)が4月末に開通予定、奥田~小栗を結ぶ小貝川の加草橋(県道岩瀬二宮線)と船玉~結城市久保田を結ぶ鬼怒川の栄橋(県道結城下妻線)は7月以降の開通となる見通しだそうです。

関東鉄道常総線を除き不通となっていた鉄道も・・・
24日に下館駅の様子を見に行った時にはこんな張り紙が貼ってあったのですが↓

イメージ 2

イメージ 3

その後の復旧作業により、真岡鐵道が4月1日(金)から、JR水戸線が4月9日(水)ごろから運転再開となるようです。

さらに医療関係では、仮設テントで診療を続けていた筑西市民病院に簡易プレハブの診察室が設置され↓

イメージ 4

今日30日(水)は内科、総合診療科、外科、脳外科、泌尿器科、眼科が、4月7日(木)からは婦人科の診療が行なわれるなど、徐々に機能を回復しつつあるようです(写真は筑西市民病院HPより)。

なお市ホームページによると、支援要請のあった福島県相馬市に対し24日、筑西市から救援物資が送られました(写真は筑西市公式HPより)↓

イメージ 5

白米80袋と水2L×6本を500ケース、日用品などをトラックに積み、市長自ら届けたとのこと。相馬市とは、二宮尊徳ゆかりの自治体で構成する報徳サミットを通じて交流があり、支援要請があったそうです。

支援といえば・・・
筑西広域消防本部所属の6名が、県内消防から選ばれた「緊急消防援助隊」の隊員として、福島第一原発周辺の市民を支援するために派遣されたそうです。
任務を果たして無事帰還されるようお祈りします。


というわけで徐々に日常を取り戻しつつある、ここ茨城県筑西市でした。


■11日の各地の震度(3月12日付朝日新聞より)
震度7 
宮城県栗原市
震度6強 
宮城県仙台市宮城野区・登米市・大崎市・名取市・東松島市・塩釜市・桶谷市・蔵王町・山元町・大衝村
福島県白河市・須賀川市・二本松市・鏡石町・双葉町・波江町・新地町・樽葉町・富岡町・大熊町
茨城県日立市・笠間市・筑西市・鉾田市
栃木県宇都宮市・大田原市・真岡市・高根沢町

■茨城県筑西市の被害状況(3月17日午後5時現在 筑西市公式HPより)
人的被害 重傷者1名 軽傷者4名
家屋被害 全壊1件 一部損壊5,523件 塀の損壊2,480件