こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて10月16日、文化庁の文化審議会が、茨城県筑西市小栗(おぐり)にある内外大神宮(ないげだいじんぐう)など8件の建造物を重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

内外大神宮は伊勢神宮の神領だった小栗御厨(おぐりのみくりや)にあり、大同元(806)年の創建。内宮本殿・外宮本殿・御遷殿の3棟から成り、応永年間(1394~1428)の兵火で一度焼失したものの、御遷殿が天正2(1574)年に、両本殿が延宝7(1679)年に再建されました。
内宮・外宮の両本殿は伊勢神宮に倣った神明造(しんめいづくり)と呼ばれる形式で、2つの本殿を真横に並べる社殿形式としては国内最古のものです。

これはブログで紹介しなければと思い行って来ました。内外大神宮です↓

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小栗御厨をおさめていたのは、説教節や人形浄瑠璃、歌舞伎などで有名な小栗判官のモデルである小栗氏。
小栗氏は応永30年(1423)関東管領足利持氏に攻められこの地の失ったとされていますので、大神宮が焼失したという応永年間の兵火とはこの時の事を指しているのでしょうか?

御遷殿には、更に上屋根がかけられ保護されています↓

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こちらが御遷殿↓

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御遷殿は神明造ではなく流造のようです。

そしてこちらが両本殿↓

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向かって右が内宮↓

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左が外宮です↓

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本家の伊勢神宮と同じで、内宮には天照大神(あまてらすおおみかみ)が、外宮には豊受大神(とようけのおおみかみ)が祀られています。
伊勢まで行かなくても、ここでお参りができますね。


というわけでみなさん、お近くまで来た際には立ち寄ってみてください。


文化庁

筑西市