こんにちは、みなさんお元気ですか?


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さて、ここ茨城県筑西市の旧協和町域に、小栗という地区があります。
このあたりはその昔、小栗御厨(おぐりのみくりや)と呼ばれ、常陸国唯一の伊勢神宮の神領でした。
この小栗御厨は小栗氏によっておさめられていましたが、応永30年(1423)、時の鎌倉公方・足利持氏に攻められ小栗城が落城、城主の小栗満重は自害したとも三河へ落ち延びたとも伝えられています。

その後、小栗満重とその子である助重の伝説が「鎌倉大草紙(かまくらおおぞうし)」という書物に記され、やがて「小栗判官」の物語として説教節や人形浄瑠璃、歌舞伎となり、広く全国に広まりました。
その過程で様々な小栗判官の物語が創作され、主人公が小栗御厨の領主から京都に生まれた貴族の子へと変化したものもあるようです。

ちなみに筑西市内には現在、小栗判官と十勇士をまつった「小栗孫次郎平満重公と家臣の供養塔」(市指定文化財・建造物)など、ゆかりの場所が存在します。
また、毎年12月には小栗判官伝説を再現した武者行列で人気の小栗判官まつりも開かれていますので、みなさんもぜひ一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。


というわけで、みなさんは小栗判官をご存知でしたか?


小栗判官まつり公式サイト⬅残念ながら、その後閉鎖されたようです。