「息子さんは分娩時に酸素をうまく取り込むことが出来ず、危険な状態になったので帝王切開を行いました。脳へ酸素があまり送られず低酸素状態が続いたこともあり、しばらくは赤ちゃん用の集中治療室…NICUと言いますが、こちらで治療していきます」


恐らく私への気遣いだろうか…

ゆっくりと丁寧に理解しやすい言葉を選んで説明してくれた。


なんでそうなったのか?

原因は何なのか?


など詳しい状況を聞きたかったが、

 

まずは息子の治療を優先して欲しくて、質問は我慢した。

最悪の結果だけは避けたい…医師が言っていた脳保護治療に望みを託す。



時間は深夜-

いったん帰宅する前に妻の様子見と息子の報告をしようと病室へ向かう。

目を覚ましているのかいないのか麻酔の影響でぼんやりとしていたので、

お疲れさま、ありがとう…とだけ声をかけた。

そして明日からいつもと違う生活が始まると思い、準備のため帰宅した。

 

なお担当した産婦人科の先生とは、それ以降会うことはなかった…

 

 

※もう5年前なので会話の詳細は忘れていますが、こんなやりとりだったかもっという前提で書いております。