18話


つづき


社長の育ててこられた九州の杉を店舗の内装で使うことが決まり

全てをこだわりたい!妥協したくない思いから


壁や床や天井の見えない下地部分に使う杉も

建具も棚もすべて九州の杉


それ以外は使わない!



全部・・・杉



同じ杉でも社長が育てたものしか使わない!


どんなに小さな木材も妥協なし!杉


こんな思いで進み始めました




そして店舗の内装で必要な木材を拾い出してみると・・・・・


4mの長さの杉が大きさはバラバラですが・・・


一階の壁は杉の皮付き半丸太で全てを覆って 620枚


中二階のを支える柱は皮付き杉丸太       15本


中二階の梁は大きな杉の角材           52本


一階、中二階、二階の床は全て杉板       850枚 


二階の天井と壁も杉板             1030枚


下地材                       1220本


その他 もろもろ                 140枚


小さな杉~大きな杉まで

角材~丸太まで全てこだわって

150坪の店舗を杉で埋め尽くそうとすると


なんと・・・・・合計3927!!


ピンとこないでしょ


自分もこの時はよく分かっていませんでした



杉の樹で考えると・・・・


胸の高さで平均直径が240㎜の丸太が300本必要で・・・


300本かぁ


それぐらいなら・・・と


おおきな思い過ごしをしていました


300本・・・・・


ん~・・・・・


え~と・・・・


4mの長さで計算すると・・・・


一本の杉から3本取れるとして・・・・



この大きさの杉丸太が・・・・

300本×3=なんと900本以上も


分かりやすく説明するなら


一般住宅・・・5軒分相当の杉の量  信じられない量なんです


も~無茶苦茶過ぎて・・・・



これだけの杉を


3月末のオープンしたいなら


12月中頃には第一便の製材された杉が大阪に到着


1月には乾燥させた杉板も必要・・・・・・



店舗で使う杉の量が分かったのが11月初め


その時に杉は九州に在り、まだ山の中に立っている状態で


杉の樹がどんな大きさか?どんな状態かも分からない


杉を伐ってくれる林業関係者も、杉を製材してくれる業者も決まっていない


自分達は仕事があるから動けるのは休みの日だけ



この状況で急がないと間に合わない!

そんなことを思えたのが奇跡だと今ははっきり分かります



どうやったらこの状況で間に合うと思えるのでしょうね


無知ゆえに・・・



この奇跡が次々と奇跡を起こします  


つづく




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