生徒さん作品

「衝立障子」

前作は、雪見障子を制作されました。


木工教室探検隊
「衝立」は、間仕切りパーテーションとも言われています。

今回ぴったり合う言葉は

「衝立障子」だと思います。

折りたためて一枚になり、持ち運びができます。



木工教室探検隊

表と裏、両方に折りたためるよう

蝶番は「屏風蝶番」を使っています。


表と裏で表情がこれだけ違います


木工教室探検隊

木工教室探検隊
格子の入れ方でこれだけ雰囲気が変化します。

「面白いでしょ~」


木工教室探検隊
細かくて写真で見ると目がチカチカ!!



木工教室探検隊

こちらは、障子が張り替えれるよう

格子の部分が外れる構造になっています。



木工教室探検隊

外すための枠は、留(45°) 「90°なら簡単なのに~」

細部までこだわりで、ホゾ上端留加工で接合しています。


木工教室探検隊
「相欠継ぎ」

上端、下端を均等に相欠きし、掛け 合わせる技法


木工教室探検隊

裏表には、ウォールナットの部材に、桜の家紋入り

ただ木に張り付けているわけではなく、

少し表面を掘って入れています。


木工教室探検隊
デザインで端が上がるように加工されました。

この加工と


木工教室探検隊
布が入った周りの隅丸加工は

本当にめんどくさいく、技術のいる加工です。

なぜなら!!

少し出ている部分は、貼り付け足しているのではなく

周りを削り下げているのです。

大部分を削ってこのでっぱりは作られています。


(この加工で直線を出すのはしんどいんですよ~)


木材は、主な部分が楢で、飾りでウォルナット、桜が使われています。

塗装はオイル仕上げ

布に塗料が付かないように、

布を入れる前に塗装をしています。


「こだわり」

この気持ちが生み出す作品は

一切の妥協がなく、

作品を芸術品に変えているような気がします。


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