生徒さん作品
「衝立障子」
前作は、雪見障子を制作されました。
今回ぴったり合う言葉は
「衝立障子」だと思います。
折りたためて一枚になり、持ち運びができます。
表と裏、両方に折りたためるよう
蝶番は「屏風蝶番」を使っています。
表と裏で表情がこれだけ違います
「面白いでしょ~」
こちらは、障子が張り替えれるよう
格子の部分が外れる構造になっています。
細部までこだわりで、ホゾ上端留加工で接合しています。
上端、下端を均等に相欠きし、掛け 合わせる技法
ただ木に張り付けているわけではなく、
少し表面を掘って入れています。
この加工と
本当にめんどくさいく、技術のいる加工です。
なぜなら!!
少し出ている部分は、貼り付け足しているのではなく
周りを削り下げているのです。
大部分を削ってこのでっぱりは作られています。
(この加工で直線を出すのはしんどいんですよ~)
木材は、主な部分が楢で、飾りでウォルナット、桜が使われています。
塗装はオイル仕上げ
布に塗料が付かないように、
布を入れる前に塗装をしています。
「こだわり」
この気持ちが生み出す作品は
一切の妥協がなく、
作品を芸術品に変えているような気がします。
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