藤沢周平  「神隠し」 | お江戸☆脳内さんぽ

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藤沢周平  「神隠し」



藤沢さんの短編集、今まで読んだものはどれも味わい深くてとても好きですラブラブ!


それで、こちらの作品もためらいなく手にしました。


本当に短い作品も多く、11編収録されています。


いくつかご紹介すると、



かどわかし


娘がかどわかされ、身代金を払い続ける職人の男。


ある日、かどわかした男の住処のあたりをつけた男は・・目


昔の仲間


己の命の期限を知った男が、最後にやらなくてはならない仕事とは・・ナゾの人


疫病神


昔勝手し放題で出て行った父親の哀れな姿を見つけた兄弟は・・ショック!


告白


仲睦まじくやってきた夫婦。それでも夫には妻に聞けない「空白の1日」があった霧


桃の木の下で


偶然人が斬られるのを見てしまった女。優しい夫に話すもまともに取り合ってくれないしょぼん


その後、身辺に危険が迫り心細くなった女は・・。


小鶴


喧嘩ばかりしている老夫婦が、ひょんなことから記憶をなくした美しい娘おとめ座の世話をすることに。


小鶴という名以外は何も語らぬ娘だが、その存在に癒されて・・温泉


神隠し


大店の内儀が行方不明となり、夫である主から届けが出された。


内儀の過去を洗ううちにひょっこり内儀が戻ってきたと連絡が入る走る人


行方不明だった間の記憶がないという内儀に不信感を覚える岡っ引きシラー


その矢先、店の遊び人の手代が何者かに殺されて・・ドクロ



短編が多いので読みやすいのですが、ラストが衝撃ドンッの作品が多く読後どっと疲れました・・あせる


人間の性というか、二面性や闇を描いた作品が多いですねドクロ



その中でも特にぞっとしたのは「かどわかし」「告白」「桃の木の下で」「神隠し」でした。


かどわかし」と「告白」は平凡で穏やかな気質の女の隠れた一面が怖いと感じました叫び


桃の木の下で」は「告白」や「神隠し」と同じで夫婦の話なのですが、


毎日一緒に暮らしている妻、または夫が本当は心の中に何を秘めているのかって


わからないよな・・と。 ちょっとぞっとしましたえっ


こんな夫婦ばかりではないともちろん思いますけどねべーっだ!


女が淡い想いを寄せていた幼馴染の男が、茶化しながらも女を労わる場面が好きでしたラブラブ


こういうラストでよかった、とほっともしましたキラキラ



タイトル作「神隠し」は、家やお店を守るために犠牲にならせられた女のお話。


いくらなんでもひどいよな・・ガーン


そんなに気にするならもっと前から対策を考えておけばよかったのに、と考えなしな主に呆れましたダウン



気力、体力がある時に読むことをお勧めする1冊ですグッド!