Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
数学史からみえてくるもの:フェラリです。
今日は、
紀元後の数学者:フェラリにフォーカスします。
1500
フェラリ (1522~1560 頃)
(イタリア)
4 次方程式の解法
フェラリは、
イタリアの数学者で、4次方程式の解法の発見で知られています。
彼は14歳の時に数学者ジェローラモ・カルダーノの家に召使として働き始めましたが、
その才能を認められカルダーノから数学の教えを受け、研究の手伝いをするようになりました。
4次方程式の解法
カルダーノは同じイタリアの数学者ニコロ・タルターリアから、
ある特定の形をした3次方程式の解法を教わりました。
この解法はまだ世間一般には公表されておらず、
カルダーノは「解法を公表しない」との誓いの元でタルターリアから教わったものです。
解法を得たカルダーノは弟子のフェラーリと共に一般的な3次方程式の解法等の研究に取り組みます。
この研究の過程で、フェラーリは4次方程式の解法を発見しました。
これは4次方程式を3次方程式に帰着させるという手法だったのですが、
この手法は一般的な4次方程式にも使える方法だったのです。
後にカルダーノは「アルス・マグナ」という数学書を出版しますが、
この本の中でフェラーリの4次方程式の解法についても記しています。
明日はボンベリにフォーカスします。
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
