Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
数学史からみえてくるもの:ロバート・レコードです。
今日は、
紀元後の数学者:ロバート・レコードにフォーカスします。
1500
ロバート・レコード (1510~1556 頃)
(イギリス)
著書「知恵の砥石」
代数学、等号=
ロバート・レコードは、
イギリス・ウェールズの医者、数学者。
彼は「=」の記号を初めて使用した人物として知られています。
レコードは医師業の傍ら数学の講義を行い、
算術書「技術の基礎」やイギリス初の代数書「知恵の砥石」等を英語で出版していました。
国王エドワード6世の侍医でもありました。
「=」の記号
レコードは1557年に「知恵の砥石」という代数学の書物の中で「=」という記号を用いました。
ただしレコードが最初使ったのは「=」ではなく「Z」のような形の記号で、
後に現在のような「=」の記号になりました。
「=」を用いた理由としては、
「2本の平行線ほど、等しいものは世の中にはない」ということ。
ただし当初はあまり普及せず、
等しいものを表す記号としては
・∥
・ae
・oe
が使用されていました。
「=」については後に
イギリスのトマス・ハリオットが再び使用し、
ルネ・デカルトが独自の記号を考案しました。
最初は「=」の2本の線はとても長かったのですが、
徐々に短くなっていったようです。
明日はカルダーノにフォーカスします。
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
