Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
白か?黒か?です。
「白黒はっきりさせる」という言葉がありますね。
物事の
是非を明確にすること、
善悪を切り分けること、
正誤に決着をつけること、
優劣や勝敗を決める・・・
の意味があります。
混乱した状況下では、
物事がスッキリ見えて、
前に進みやすくなります。
では、
わたしたちは何を基準に
「白か?黒か?」を決めているのでしょうか?
数学では、
2値論理といって
ある物事について
それが真であるか
それとも偽であるかを表わす値のことです。
白 = 真
黒 = 偽
の式が成り立ちます。
たとえば、
ひとりの女性に対して、
「この人は女性である」
は、
「真」正しいとなります。
それに対して
「このひとは男性である」
は、
「偽」で間違いですね。
2値論理では、
真理値は「真」と「偽」の2値のみです。
しかし、
世の中には
「真」と「偽」の2値だけでは分類できないことが
たくさんあります。
「白か?黒か?」判定できない事例は、
次の2つが考えられます。
① 今はわからない未知なもの
「宇宙の果てはブラックホールとつながっている」
は今の時点では「真」「偽」がわかりません。
「不明」としておくのが適当ですね。
また、
・サングラスをした人の目の色
・明日の天気は晴れである
も含まれます。
② 見当がつかないもの
・円の体積
・男性の出産回数
のようにどんなに頑張ってもわからない、
適用できないものが含まれます。
これらの事例を含めると、
白か?黒か?は、
2値論理の真・偽に
未知を加えて3値論理となり、
さらに適用不能を加えて4値論理となります。
ということは、
何かの事象に対して、
「白か?黒か?」を決めることは、
かなり手間のかかることだとわかりますね。
文明が進化して、
科学がこれだけ発達してもなお、
「未知」の分野があるなんて、
全体を推測するとき、
その偉大さを感じて気が遠くなりますね。
