Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
脱獄の計算についてです。
脱獄と聞くと、
iPhoneの裏技テクニックだと思われるかもしれませんが、
今回は
収容施設から脱走するという、
れっきとした脱獄を扱います。
収容所と言うところは、
世の東西を問わず、
あまり居心地のよいところではありませんね。
その施設には、
看守がいて監視されており、
夜には施設全体を見渡せるように
定期的にライトで照らされたり、
厳重な警戒態勢を敷いています。
そんな中で、
ある収容所に捉えれれた捕虜300人が
一致団結して「全員脱走」を試みます。
しかし、
収容所の出口には
A,B,C3本のサーチライトがあり、
定期的に
Aは3秒ごと、
Bは4秒ごと、
Cは5秒ごと、
それぞれ1秒ずつ照らします。
また、
1分ごとの最期の5秒は出口の前を看守がとおります。
問題:
上のような警戒態勢の中、
夜中の午前2時00分00秒から1秒間、
すべてのサーチライトが出口を照らし始めました。
一人の脱走に要する時間は2秒として、
脱走できるタイムリミットは1時間とすると、
300人中、いったい何人が脱走できるのでしょうか?
答え:
ここでは最小公倍数を使います。
A,B,C3本のサーチライトは、
Aは3秒ごと、
Bは4秒ごと、
Cは5秒ごと、
に1秒ずつ照らすので、
3秒、4秒、5秒の最小公倍数を求めます。
3,4,5を素因数分解すると、
3=3
4=2×2
5=5
最小公倍数は、
3×2×2×5
=60
ですね。
ですから、
60秒=1分を
サーチライトの周期として考えます。
そして、
看守の方も1分ごとの周期でしたね。
では、ここからは線分図を使いましょう。
Aは3秒ごとに1秒ずつ
Bは4秒ごとに1秒ずつ
Cは5秒ごとに1秒ずつ
看守は1分の最期に5秒ずつ

になり、
一人の脱走に要する時間の2秒を確保できるのは、
1分間に5回あります。
上の線分図のブルーのところです。
1分間に5回が60分あるのですから、
5回 × 60分 = 300
となり、
当初の計画通り300人全員が脱走できます。
よかった!ほっ
\(^_^)/


