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Webで数学、
今回は三角形の内角の和についてです。
三角形の内角の和は180度であると
中学校の数学で習いましたね。
それが本当かどうか証明してみましょう。
三角形ABCがあります。
これに補助線EFを引いてみます。
この線EFは辺BCに平行で点Aを通っています。
さて、
「線分が平行なとき、錯覚は等しい」
を思い出してください。
三角形ABCの場合、
角EABと角ABC
角FACと角ACB
が等しいことになりますね。
ということで
角EAB+角BAC+角FACが直線となり、
直線=180度
と証明することができます。
さてこの証明は、
ユークリッド空間、いわゆる平面上では、
有効なのですが、
三角形を描く面が球体などの場合は成立しません。
このときの面、
球体やゆがんだ面などのことを
非ユークリッド空間と呼びます。
試しに球体に三角形を描いてみると
のようになり、
これを平面上にとり出してみると
となり内角の和は180度より大きくなります。
同じ三角形でも
それが描かれる空間によって、
内角の和は180度より大きくも小さくもなります。
このような三角形の性質を利用して、
おもしろい実験が行われています。
次回はその実験のお話です。




