Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
今回は神の見えざる手とは?についてです。
前回、数学と経済活動の回で、
わたしたちひとりひとりが
自分の「満足」にフォーカスして経済活動を続けていると
お話ししましたね。
このようにひとりひとりが好き勝手に
自分の利益を考えて行動すると、
社会全体を見たときに何か不利益なことが
起きるように思います。
18世紀スコットランドの経済学者:アダム・スミスは、
その著書:国富論のなかで、
各個人が利益を追求することによって、
社会全体の利益となる好ましい状況が達成されると
考えました。
また、価格についても市場に任せておけば、
重要と供給は自然に調節され、
やがて必要なものが必要なだけ生産・消費される
性質にあると述べています。
この市場の自然調節機能のことを
「神の見えざる手」といいます。
これはとても不思議な話で、
経済活動は私たちの意志(気持ち)の問題と
密接にかかわっているにもかかわらず、
個人個人の自由意志によって、
モノを買ったり買わなかったりしても
全体としてはバランスが取れる・・・
いったいどういう仕組みでこの世の中は
動いているのでしょうか?
先日、宇宙の数学というお話をしましたが、
宇宙からは毎秒100兆個というものすごい数の
ニュートリノという素粒子が
わたしたちの身体を突き抜けていっています。
大胆な仮説ですが、
ニュートリノの振動の中に何かしらの情報があって、
その情報をもとに私たち人間が行動するのであれば、
バランスのとれた自然調節機能が働いても
不思議ではないのではないか?
・・・などと考えてみたりするのです。
実際のところは、
ノーベル物理学賞を受賞された
梶田隆章さんの言葉、
「われわれの住む地球には
まだまだわからないことがたくさんあります。
長い年月をかけてそれは解き明かしていくもの。」
にもあるように
謎を解明してはじめてわかることなのかもしれませんね。
