Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
今回は循環する小数についてです。
前回、6桁の142857という循環数が
実際に回る仕組み、
数を回すために1~6までの数字をかけることを
お話ししました。
142857 × 1 = 142857
142857 × 3 = 428571
142857 × 2 = 285714
142857 × 6 = 857142
142857 × 4 = 571428
142857 × 5 = 714285
今回は、回る小数についてです。
自然数142857は「回す」でしたが、
小数は「回っている」状態のことをいいます。
分数 1 を小数で表わすとき、
3
計算式: 1 ÷ 3 としますね。
答えは、0.333333333333... と続きます。
分数 7 は、
22
計算式: 7 ÷ 22 としますね。
答えは、0.318181818181... 。
このように割り算の答えが割り切れずに続くとき、
同じパターンの数が無限に繰り返される小数のことを
循環小数といいます。
でもこんなに長い桁をずっと書き続けるのは大変だし、
あまり意味もありませんね。
ですから循環小数には書き方が決まっているのです。
・
0.3 = 0.333333333333...
・・
0.318 = 0.318181818181...
のように繰る返し現れる数のうえに「・」をつけます。
ポイントは3ケタ以上の繰る返しがある倍です。
・ ・
0.823 = 0.823823823823...
この場合は繰り返される最初の数と最後の数に
「・」をつけます。
では、どんな分数の時に循環小数が現れるのでしょうか?
例を見ていきましょう!
分子が1の場合
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
3 5 7 11 13 17 19 23 29 31
分母の数に見覚えがありませんか?
よくみると分母は全て奇数であることがわかります。
そしてこれらの数は素数になっているではありませんか。。。
ここでまたまた素数の登場となりましたね。
次回もお楽しみに!
